「救済」の音楽 - 磯山雅 -

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kyu.jpgそろそろ出かけようかという頃になって,インターネットで雨雲が近づいているのを発見.さっさと買い物を済ませようと出かけましたが,帰り際に少し降られました.ちょっとがっかり.午後になって雨が通り過ぎても風が強くて,出かける気をそがれてしまいました.

「救済」の音楽 磯山雅著(拡大)

で結局家で本を読むことに.先日飲み会の前に,時間つぶしで立ち寄った本屋で思わず買った久しぶりのハードカバーです.磯山氏というえば,以前紹介した「マタイ受難曲」などで有名な研究者で,バッハやバロック時代の研究者と思っていましたが,本書ではワーグナーやベートーヴェンについても取り上げています.

しかしやはり全体の1/3を締めるバッハについての記述が興味深く読めました.良くある伝記的なバッハ論ではなく,オルガンという楽器の特性から描くバッハ論や,「作品」という概念がバッハの死後かれの音楽を出版するようになって生まれていく過程など,非常に興味深いアプローチが楽しめます.

中でもオルガンは,いくつかの調性などによるヴェルグというパイプのグループがあり,それらはさらに音色などの違うストップというグループに分かれ,それらの組み合わせにより,同じ曲を演奏してもまったく異なる響きを持つという話は,知識としては知っていましたがこれまで余り意識していませんでした,しかしバッハがそのストップの組み合わせの天才だったというのは知りませんでした.

本日のBGMは朝比奈氏の最後のブラームス全集から,1番4番でした...

「救済」の音楽 磯山雅著

音楽之友社

ISBN978-4-276-13-16-6

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このページは、silentseaが2010年4月29日 18:38に書いたブログ記事です。

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