iPodからのアナログ出力で聴くには,このヘッドフォンの実力が発揮できないのは事実です.それでは気の毒なので,本日はSuper Audio CDをPlayStation3で再生し,アナログマルチチャンネルアンプのDA3200ESを通して,MDR-CD900STで聴いてみました.
SACDはノイマン/チェコフィルの新世界です.SACD5ch,SACD STEREO,CDのマルチトラックで収録されている,1995年の録音で,EXTONレーベルから販売されています.オーディオ的にも,演奏としても文句のない一枚です.
マンション暮らしでは大音響で聴くことなどあり得ません.最近はコンサートにも出かけていないので,少々フラストレーションが溜まっている所でしたが,この組み合わせで再生すると結構良いことが判りました.ちょっと意外だったのは,結果的にヘッドフォンは2chなので,SACDの2つのトラックで差が出るとは思いませんでしたが,楽器の距離感や第一Vnと第二Vnの立体感が違うことがはっきり判りました.
SACD5chのトラックを聴くとステージの上から俯瞰しているのがよくわかります.これは本来のコンサートで聴く音とは構成が違うのですが,音の解像度という点では非常に気持ちが良かったです.リアルオーディオマニアはSTEREOにこだわりますが,この違いを実感してしまうと,私には説得力の無いこだわりに感じてしまいます.
コルトレーンの「至上の愛」(SACD盤)もかなりいけています.リスニングルームなど夢のまた夢という身分では,質の良いD/Aアンプとヘッドフォンの組み合わせは,下手に高いスピーカを買うより良いかもしれません.

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