ディーテールが明瞭になると,映画の印象は全く変わるということがよくわかります.若干心配していたこの映画の持つ特質である「暗さ」が失われるのではという問題も,私としては「失われては居なかった」と思います.もちろん特撮物である以上,ハイデフ化が全て良い方向に作用するわけではなく,特撮の「アラ」を目立たせる事にもなるのですが,それも含めてこの映画の本質が明確になっている映像だと言えるでしょう.
こういった傾向は映画だけでなく,アニメにおいてすらあるようです.但し,エンコードのディレクターの技量に左右される事は言うまでもありません.Blu-ray化の初期にバンダイビジュアルが行った,DVDをアップコンバートしただけのBlu-rayなどは全く当てはまりません.
旧作のBlu-rayを購入する場合は,どういう処理を行ったのか確認すべきでしょう.七人の侍なども少し楽しみです.雨の粒立ちのはっきりした映像が見られるかもしれません.

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