ニーベルングの指輪を見始めましたが,漸くワルキューレが終わったところです.さてどの演奏が良い悪い,好き嫌いを言う前に.ニーベルングの指輪とは何か,そしてどういう物語なのか,私を含め初心者にはそれ自体が壁になっているのではないでしょうか.
簡単に言ってしまえば,ニーベルング族(ホビットのような感じ)のアルベリヒが,ラインの乙女に言い寄って,手ひどく振られます.自分のルックスやいささかうんざりするような性格を措いて,逆恨みした彼は,ラインの黄金を盗み出します.
ラインの黄金はある魔法がかけられており,「愛をあきらめた」者が,この黄金で指輪を作ると,その指輪を持つ者は世界を統べることができる.というものです.アルベリヒは愛をあきらめ,権力を手にするために指を作ります.
主神であるヴォータンは,ヴァルハラの城を建てるために,巨人族の兄弟に代償として妻の妹である,愛と若さの女神フライアを与える約束をしてしまいます.ところが城が完成すると,義妹を渡すわけには行かないので,アルベリヒの黄金を奪って,これを与えることにします.
で,結局指輪も与えなければならなくなり,その指輪を取り返すために,人間との間に子供を作り,英雄に仕立てようとします.この孫がジークフリートで,最終的には指輪を手に入れるのですが,妻であるブリュンヒルデ(ワルキューレの一人)に渡し,これはラインの乙女に戻るのですが,ヴォータン等の策略は自らを滅ぼすことになり,ヴァルハラの神々は衰退していく.
という筋なのですが,ジークフリートとブリュンヒルデは叔母と甥ですし,彼の両親ジークムンドとジークリンデは双子の兄妹です.もう近親相姦やら殺戮,詐欺,兄弟殺しというどろどろした内容にはあきれてしまいます.
まあギリシャ神話をはじめとして,日本においても神話というのは,そういったものですから,まあ驚くほどではないのかも.上の相関図を見ただけでも頭が混乱しますねぇ.


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