Campagnoloのシフトレバー
ヨーロッパのロード選手は頻繁にシフトチェンジをすることが知られている.向こうのチームに参加した日本人選手が最初に直面するカルチャー・ショックがシフト・チェンジなのだそうだ.何故頻繁にシフトチェンジするのか,答えは「出力を一定にする」ためだ.
ロード・レースは徹底的に白筋,つまり有酸素運動を行う筋肉を使うスポーツである.つまりいかに効率的に運動し続けることができるかを競うスポーツなのである.従って,負荷の変動や,急激な消耗を避けるために,常に筋肉への負荷を一定にすることが,効率の良い走りを実現する近道なのである.従って,頻繁にシフト・チェンジを行い出力を一手に保つのである.
頻繁なシフトチェンジの必要性は以上の説明で理解できる.しかし,たとえばファンライドをするアマチュアがそれほど頻繁にシフトチェンジをするだろうか.特にフロントのアウターとインナーはなかなか切り替えにくい.
坂がきつくなってきたときに,アウターで,リアを軽めにしていたとする.ここでさらにきつくなって,フロントをインナーにする場合,リアを3枚くらいシフトアップ(重く)してから,フロントをインナーに替えないと,クランクの回転がぎくしゃくしてしまう.まして坂道で一時的にせよ,リアをシフトアップするのは,リズムが崩れる.
そこでCampagnoloのコンポでは,必殺技が存在する.写真にある,親指で操作するレバーは,左がフロントのシフトダウン.右がリアのシフトアップになっており,右のリア・シフトアップは押し込むと一気に5段のシフトアップをする.つまり,50-21Tで走っている時に左右を一気に押し下げると,34-15Tにギアが変わる.これはギア比が2.3から2.2に変わるので,走りのリズムに影響しないのだ.
ちなみにSHIMANOはリアのシフトダウンは3段跳びができるが,シフトアップはシングル・アクションであるため,この芸当はできません.下ハンドルを握っている場合に,手の小さい日本人にはこの親指シフトはしにくいという難点はありますが...

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