月と地球 - かぐやの映像 -

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月周回衛星「かぐや」が見た 月と地球

かなり期待していたコンテンツである,企業の政治上の問題でHD-DVDで出すはずだったものが,Blu-rayで出たのは私にとってはありがたいことだ.これまで公開された映像はほとんどがSD画質で,いささか物足りなかった.かぐやが撮影したハイビジョンの映像をそのまま見られることに,期待した方も多いのではないだろうか.

しかしながら,映像の美しさとうらはらにBlu-ray Discとしての企画はなっていない.NHKエンタープライズの企画としては,拍子抜けだ.かぐやの,あるいは月面の科学的分析に対するドキュメンタリーなのか,それとも環境ビデオなのか,どっちつかずの中途半端で最悪だ.

少なくとも24分で定価¥4,700もとるような出来ではない.そもそもなんで24分なのか?企画の意図が全く理解できない.むしろもっと映像を撮り貯めたところで,余計な手を加えず,ただの環境ビデオとして1時間なり2時間なり,ハイビジョンによる月と地球の映像を堪能できればよかったと思う.

中途半端に月面の地形を解説するために,ストップモーションや,デジタルによる拡大を行っているため,解像度の悪いシーンが多用され,ナレーションを消しても環境ビデオとして成り立たない.しかもBGMもいささか首をひねるセンスだと思うがいかがだろうか?

加えて特典映像というのがふるっている,これはナレーションを省いて,本編の導入部と,地球のチャプターを除いただけのものだ.本編の音声をBGMのみに変えたのと全く変わらない.「特典」などというのはお笑いぐさだ.このディスクの規格をしたディレクターには転職をお勧めする.

映像そのものの価値が,間抜けな編集や企画で減ずる訳ではないが,「とにかくFULL-HDで,大画面で見たい」という向き以外にはお勧めできない.

NHKとポニキャニの組み合わせという時点で企画を疑うべきだったかもしれない.

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このページは、silentseaが2008年6月28日 20:47に書いたブログ記事です。

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