
Never Mind the Bollocks / Sex Pistols
Rockの名盤を挙げるとき,必ず上位にランクする一枚だろう.ローリングストーンズ誌で,歴史に残る名盤のアンケートで,ビートルズのサージェントペパーズに次いで二位にランクしたこともある.予約だけで12万枚を超え,一年後にゴールドディスク(50万枚),最終的にはプラチナディスク(100万枚)を記録した.配給元のワーナーと散々揉めたあげく,ろくなプロモーションもなかったにもかかわらずである.
コミックのNANAファンの多くは,NANAで初めてSex Pistolsや,シドの名を聞いたのではないだろうか.もっとも,Sex Pistolsを知っているのは,筋金入りのロックファンだろう.正式にリリースしたアルバムはこれ一枚.実質的な活動期間は全体で2年ほど,メジャーデビューして1年2ヶ月しか活動しなかった.
問題発言や,反社会的と見なされる行動からレコード会社と契約しながらも,一枚のアルバムも出さずに契約解消といった事を何度も繰り返し,1977年やっと発売に漕ぎ着けたのがこのアルバムなのだ.もっとも契約だけでおわった会社から,トラックダウンの試し盤が流出し,センセーションを巻き起こしているのだが.
売れるまでの曲折や,カリスマ性など,矢沢あい氏はBLACK STONESを描くにあたり参考にしているようだ.もっとも氏がSex Pistolsを最初から知っていたのかは疑問だが.(当初NANAはロカビリーバンドの話にする予定だったという,今では笑い話のような秘話からすると知らなかったのでは?)
久しぶりに聴いたが,こういった歴史に名を残す名盤は共通して「古さ」を感じない物だ.音楽として斬新ではないが,PUNKという生き方を創造した象徴的なアルバムである.
シド・ヴィシャス(SID VICIOUS)はパンクのカリスマとして有名になったが,実はベースはズブの素人,Sex Pistolsに加入したのは1977年,ところが 同年薬物中毒で死んでいる.最近のファンにはシドの真実はあまり知られていないのではないだろうか.ちなみにこのアルバムのベースは,Glen Matlockである.
おかげでしっかりと厚みのあるサウンドに成っている...NANAでは名手というような感じで書かれているけど,まあ今で言うヴィジュアルのためのメンバーだったと言うこと.

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