Beethoven Piano Sonata No.23 "Appassionata" Vol.2
Horowitz と Rubinstein のCD
4月9日に,リヒテルの3種の録音,バックハウス,アシュケナージについて述べたが,今日は目先を変えて,ホロビッツとルービンシュタインの"熱情"について紹介しよう.ホロビッツの録音は1972年(68歳),ルービンシュタインの録音は1963年(76歳)であるから,どちらもやや盛りを過ぎての演奏と言える.
Horowitz と Rubinstein のCD
4月9日に,リヒテルの3種の録音,バックハウス,アシュケナージについて述べたが,今日は目先を変えて,ホロビッツとルービンシュタインの"熱情"について紹介しよう.ホロビッツの録音は1972年(68歳),ルービンシュタインの録音は1963年(76歳)であるから,どちらもやや盛りを過ぎての演奏と言える.
The Goldberg Variations - from Glenn Gould plays Bach(DVD/SONY BMG)
散々待たされたDVDが漸く入荷してきた.The Alchemist(1974)を見た後で,この映像を見るとあまりの変わりように痛々しく感じる.この映像は1981年なので,7年しか経過していないが,随分歳をとって見えるし,なにしろ太っている.そして歳月を感じるのは,彼の「家族」もしくは「パパの椅子」が,随分と痛んでいることだ.
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指輪のCDとDVD
貴方は”指輪”を聴きますか?その勇気がありますか?指輪と言っても指輪物語ではありません.ワーグナーのあの「序夜と三日間の舞台祝典劇」<<ニーベルングの指輪>>です.もっとも基本となる神話は同じような内容ですし,どちらも長くて,読み通すのも聴き通すのも大変な忍耐が必要です.バッハのマタイ受難曲は長大な作品ですが,”指輪”とい比べると可愛い物です.
グールドのDVD(EMI日本版)
ゴールドベルク変奏曲のDVDが6月30日の発売に変更になり,待ちきれずにいたが,思わぬDVDが手に入った.グレン・グールド(錬金術師)と題されたEMIのDVD(TOBW-93017)である.郊外の小さなお店に行くと,時々こういった掘り出し物を見つけることがある.とかく効率を追い求め,売れ筋しか置かない都会の本屋やCD店では,こういった楽しみもない.
グールドの55年と81年の録音(CD)
長らく廃盤に成っていた,グールドのゴールドベルクの映像版がDVDで再販されることになった.発売予定日は5月31日,但し例によって例の如く,米国盤の輸入だ.当然日本語字幕はない.インタビューも含まれているので残念だ.
クライバーのミュンヘンライブ盤
名指揮者,名演奏家と呼ばれる人には,伝説的な「名演」がある場合が多い.先に書いたリヒテルのモスクワ然り,後に書くこともあろうフルトベングラーのルツェルン然りである.そしてクライバーのこの2枚のライブ盤こそは,ベートーヴェンの4番(左)と7番(右)という,ともすれば小品扱いされそうな2曲の価値を変えたとも言える,神懸かりの名演なのである.

Invitation to Maria Callas(EMI)
クラシックから生まれた言葉が,普通の生活の中で転用して使われることはしばしばある.この言葉もそうだ.セリーヌ・ディオンなどもディーヴァと呼ばれたりする.確かに歌は旨いかもしれないが,この称号は,20世紀においては,ただ一人の歌手を示すと言っても過言ではない.

The Enigma (Warner Music Vision)
スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)は間違いなく,20世紀最高のピアニストの一人である.1960年に西側での演奏活動を始めるまでは,伝説が伝えられるだけの存在だった.しかし西側にその実像が伝わってからも,カメラ嫌いの彼は「謎」であった.その素顔は,1998年に発表された,この映像によって初めて明らかにされたのである.
「この曲の後に演奏する曲はない」とリヒテルは言い切っている.彼はベートーベンのソナタの中でも,特にこの"熱情"を特別な曲と考えていたことは,間違いのない事実である.私の知る限り,彼は4度録音を許している.そのうち,現在発売されている3種が写真のCDである.

The Song Remains the Same(CD/DVD)
The Song Remains the Same(邦題:永遠の詩)は,5枚目のアルバムとなる"The House of Holy"(邦題:聖なる館)がリリースされた4ヶ月後の1973年7月27日から29日にかけて行われた,マジソン・スクェア・ガーデンにおけるコンサートの記録映画である.公開は76年で,6作目の"Physical Graffiti"よりも後になる.
現在私の手元に3種のGoldbergがある.ひとつは1981年Glenn Gouldの二度目の録音(ピアノ),もうひとつはGustav Leonhardtの1975年の録音(チェンバロ),そして1969年にKarl Richterが日生劇場でライブ録音したものだ(チェンバロ).Sviatoslav Richterがこの曲を録音しなかったのは如何にも残念である.

Legend DVD盤(Island)
私のCDコレクションにおいて,Completeしているアーティストが何組か有る.1つはもちろん,私がレコードというメディアによって音楽を聴き始めたそのきっかけであり,大きな影響を受けたThe Beatlesである.もう1つ,ビートルズ以降でもっとも強いインプレッションを受けた,Led Zeppelin.そして一人のアーティストとしては,ピアニストのリヒテルに匹敵する程に,敬愛してやまないBob Marleyである.
-平均律クラビーア曲集,あるいは全ての全音と半音を長3度,つまりド・レ・ミにも,短3度,つまりレ・ミ・ファに関しても,それに基づいた調性を用いて作られた前奏曲とフーガ集.音楽を志す若き人々のために役立つように,そしてまた,既にこの学習に熟達した人々の特別な楽しみのために.現アンハルト・ケーテン公の宮廷楽長であり,その室内楽団の監督であるヨハン・セバスチャン・バッハがこれを起草し完成す.1722年.- (バッハ自身による平均律クラビーア曲集第一集の表紙書きより)
リヒテル最後の日本公演プログラム(1994年)
1974年 David Oistrakh(Vn)
1981年 Karl Bohm(Cond)
1982年 Leonid Kogan(Vn)
1988年 Evgeny Mravinsky(Cond)
1989年 Herbert von Karajan(Cond)
1990年 Leonard Bernstein(Cond)
1997年 Sviatoslav Richter(P)
2001年 朝比奈隆(Cond)
2004年 Carlos Kleiber(Cond)

良く聴くCD2組
クラシック音楽は再現芸術である.曲が作られたのは古くは250年ほど前であり,基本的にスコアは1つである.それを様々な演奏家が演奏し,録音している.曲によっては同じ指揮者,同じオーケストラで3度録音されているような例もある.それは,不変のスコアを再現する際の,演奏者の技巧的な違い,精神性,音の強弱や響きといった表現の違いによって,これが同じ曲かと思わせるほどの違いを見せるからである.

Karl RichterのマタイDVD(UNITEL)
Karl Richterによる,マタイ受難曲のDVDがようやく発売になったので,この機にマタイ受難曲とはなにか,について改めて考えてみたい.バッハによるこの曲は1727年に初演され,以後バッハ自身の手で何度か改訂され,その都度演奏されたたと言われている.しかし以後メンデルスゾーンによって再発見されるまで,永く人々に忘れられていた.
Richterのバッハ三部作がDVDに
カール・リヒターといえば,20世紀のバッハ演奏において,一つのテーゼ示した演奏家として名高い.特にバッハのマタイ受難曲,ミサ曲ロ短調においては他の追随を許さない名演中の名演として名高い.切れのある,血を吐くような「祈り」を感じさせるすばらしい演奏が残されたことは,誠に人類の遺産とも言える宝である.ちなみにバッハの宗教曲三部作とは,マタイ受難曲,ミサ曲ロ短調,ヨハネ受難曲である.

Mozart:Requiem K.626(バイヤー版) KING Record Co.ltd.
モーツァルトの生誕250周年を迎えた1月27日,ザルツブルクでは盛大な催しが行われ,BS放送なども今後モーツァルト企画が目白押しだ.クイーンが持て囃された時もそうだが,気合いの入ったファンにとっては,片腹痛いに違いない.
フレディー・マーキュリーの壮絶な人生と,日本のファンを大切にした理由もしらない「子供」たちに,「キムタク」のドラマの主題歌としてしかしらないファンにクイーンを語られると,「ちょっと待て」と言いたくなる.
同じように,「なんかいやされるー」とか言われると,血管が浮きそうになってしまう.