フィッティングは正確な計測から
プロトラクターとノギス
花粉シーズンは自転車のオフシーズンになる.本来はベスト・シーズンともいえるこの時期に,不条理にも自転車はお蔵入りだ.しかしこの時期は2008年モデルが出揃う時期でもある.完成車はもとよりハイエンドの様々なパーツ類が出てくる.そうなればいろいろいじりたくなるのが人情だ.
交換パーツの品定め,フィッティングなど,いろいろ試してみたいことが出てくる.こうしたことをする前にやっておくべきは計測である.現状を正確に記録しておかないと,ポジション変更に失敗した場合,元に戻せなくなってしまう.さらにショップで部品を選ぶ際も現状のサイズを知らないとうまくいかない.
こういうときに役立つのが,写真のような計測工具だ.チューブの長さなどはメジャーがあれば計測できるが,パイプ経や角度の計測はできない.写真の工具の名称がわかるならかなりの工具おオタクか,計測マニアだ(仕事で使っていないなら).写真上は二本竿のプロトラクター,下はノギスである.
プロトラクターは角度の計測に使う.製図面で計測する場合は,一本竿タイプでもよいが,実測の場合は二本竿が使いやすい.ノギスはパイプの内径や外径を計るのに使用する.最近はハンドルバーなどもオーバーサイズが流行っているが,現在のパイプ経を計っておかないと,ステムが使用できないこともある.
さて現在幾つかのパーツの換装とポジションの変更を計画中.ひとつは重心を1cmから2cm後ろに移動すること.このために,ハンドル,ステムの換装と,サドル位置の後退を考えている.700cの限界に近いジオメトリーなので,前輪への重心の掛かり方が大きく,また股関節の直下にBBがくる感じになるので,回転が使いにくいことがある.
もちろん体のサイズによってやむを得ない部分もあるのだが,可能な範囲で現状を改善することは可能だろう.シーズン再開までに,成果は追って報告したい.