金属製のコーヒー・ドリッパー
スターバックスのコーヒーは私には焙煎がきつすぎる.こくがある良い豆なのはわかるが,あんなに焦がしてしまうと,いやな苦みが出てくる.2006年8月23日の記事に書いたとおり,この苦みが旨味の元なのだが,そのコントロールが難しい.
焙煎が濃いと旨味も多いけれど,嫌な苦みも多くなる事になる.以前スターバックスで推していたコーヒープレスは繊細さのかけらもなく,どちらの苦みも出し切ってしまうような感じがある.ドロッとするほど濃いコーヒーはやはり戴けない.
最近見つけたのは写真のような金属フィルターのドリッパーだ.紙を使わないエコロジーなドリッパーという事で,少し興味を惹かれた.それにもともと金メッキのメッシュ・フィルターは美味しくはいる聞いていたので,もともと興味があった.
申し訳ないがスタバの「黒こげ豆」は容赦願って,普通の焙煎の豆で淹れてみた.豆を入れて,少し蒸らしてから湯を注ぎ,軽くかき混ぜる.何度かお湯を足すと粉状になった豆がメッシュに詰まってドリップが少なくなる.ゆっくりかき混ぜて,コーヒーが落ちるのを待って,時間をかけて抽出する.
この時間に少し嫌な予感がしたが,嫌な苦みは思ったほど出ていなかった.どうもこれは金属の薄さが熱を逃がして,嫌な苦みの抽出を軽減しているようだ.紙フィルターと違って,微細な粉末が落ちるため,ややドロッとするが,充分なこくが得られた.
このドリッパーは,こくの深いコーヒーが好きな向きにはなかなか良いのではないだろうか.スタバはすぐに製品が変わってしまうので,今でも手に入るか知らないが,コーヒー好きなら一つ手元にあってもいいかもしれない.普通のドリッパーは淹れ方が難しいので,練習する気力がなければ,こちらの方がましだと思うがどうだろう.
