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2007年12月22日

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ブレードランナー

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Blade Runner/Collector's Edition

以前メトロポリスを紹介した際に,このブレードランナーもその影響を受けていると書いた.それは実際に見ていただければ一目瞭然である.手塚治虫のアトムもメトロポリスにインスパイアされた部分が大きい.そしてそれ以上に,ブレードランナーは以降のSF映画や,日本アニメーションに大きな影響を与えた.

主演のハリソンフォードはすでにスターウォーズで人気を不動のものにしていたが,どう見てもこの映画はB級映画の範疇から逃れ得ない.いったいどういう心境でこの映画に主演したのか,今となっては解らない.脚本もややまとまりに欠け,最終的に何を言いたかったのか,不明瞭な部分も多い.

さらに国際配給版と,米国公開時のカットが違っていたり,その後も監督による最終版,配給会社のデモプリント版など複数のバージョンが存在し,そのために余計ストーリーの意味があやふやになってきた.そういった事情もあり,ワーナーが廉価版で1991制作(日本配給は1992年)の完全版を出したが,それ以降DVD化されていなかった.

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この廉価盤は116分なのに片面1層に収録しているため,画質,音質ともにいまいちで,この映画のファンにとっては不満の残るものであった.その後次世代ディスク化が発表され,欧米では発売されたが,日本国内ではいまだ発売の目処が立っていない.結局むやみに付録をつけた2つのDVDボックスだけが発売された.

BDを待っている内にDVDも無くなり,BDも結局でないとなっては困るので,DVDの安い方のボックスを押さえることにした.このセットには現存するプリントがほぼすべて納められているので,見較べるには便利だ.

収録は以下の通り
(1)リドリー・スコットが製作25周年を記念して再編集。『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007)
(2)劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編『ブレードランナー』ワークプリント(1982)
(3)US劇場公開版『ブレードランナー』(1982)
(4)『ブレードランナー 完全版』(1982)
(5)音声・画質初リマスター『ディレクターズカット/ ブレードランナー 最終版』(1992)
※最後の(5)が,以前廉価盤ででたもの.

ただし,2007年編集のファイナルカットと,ワークプリント版以外は,3編が名襟度一枚のDVDに納められており,画質的には不満が残る.メイキングDVDはともかく,映像特典などを1枚のDVDにするくらいなら,各バージョンを1枚のディスクに入れてほしかった.

Blade Runner Ultimate Collector's Edition
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