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2007年08月26日

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じーまみ豆腐(どぅーふ)

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じーまみ豆腐

久しぶりにスローフードを作りましょう.いささかうんざりするほど手間が掛かります.そのせいか最近は沖縄でも市販品が殆どです.その理由は自分で作れば嫌と言うほど分かるでしょう.沖縄では晩秋にじーまみ(地豆)つまり落花生が出回る島もあり,旬がいつなのかちょっと判りませんが,関東で言うと,ちょうど今頃です.珍しく千葉産の生落花生が手に入りました.

さて作り方ですが,これは元々家庭料理なので,家によって様々.また島によっても違いますが,基本的にはごま豆腐と同じ作り方です.

1.生落花生(殻付き)        剥いた実をカップ2
2.葛粉(沖縄では芋くずが主流) カップ1/2強
3.水 4カップ強
4.砂糖 大さじ1
5.酒 大さじ1
6.塩 ひとつまみ

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今回使った生落花生一袋

まず落花生の殻を剥いて,さらに渋皮を剥きます.剥きにくい場合は30分ほど熱湯につけてから剥いたり,流水で洗いながら剥きます.これが,恐ろしいほど面倒なので覚悟して丁寧に剥いてください.剥き終わったら,きれいな水で丁寧に洗ってください.

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剥いた状態

洗わないと,出来上がりが青臭くなります.次にこれを擂ります.すり鉢で丁寧にした方が良いのですが,フードプロセッサという文明の利器もOKです.この場合は,少し水を入れるので,全体の水の量に注意しましょう.

まめを摺り下ろしたら,木綿等を使って絞ります.この時出てきた落花生の豆乳を使います.絞りかす(おからに該当)は使い道が他にありそうですが,今日はこのまま退場願いましょう.ペーパータオルなどを使うと必ず破れるので,工夫が必要です.木綿やガーゼを用意するのが賢明です.

豆乳を鍋にいれ,砂糖,塩を加え一煮立ちします.この間に葛粉をボウルに入れ,少しずつ水を足して,葛粉を溶かします.玉にならないように木べらで丁寧に混ぜましょう.とかし終わったら鍋にゆっくり入れていきます.残りの水も全て入れて,弱火にしてゆっくり木べらでかき混ぜ,くずが固まらないように捏ねていきます.

この時,くずが多すぎたり,水が少ないとすぐに固まってしまいます.かなりゆるい感じでも冷やすと固まります.表面にへらを動かしたときの波が残るように成ってきたら,小さな器に入れましょう.そしてバットやボウルに水を入れて,静かに冷やします.

粗熱が取れたら冷蔵庫に移しても良いでしょう.良く冷やしたら,生姜醤油やわさび醤油でいただきましょう.豆乳の量を多めにして,水を少なくした方が味が濃くなります.今回はスプーンで抵抗なく掬えて,かろうじて形を保っている程度にしましたが,島によっては固まりきらないヨーグルト状で食べる地方もあります.

極力くずを少なめにして作るのがコツです.恐ろしく手間と時間が懸かる割に,食事のおかずには成りにくいのが難点ですが...その上ハイカロリー!やはり酒のつまみでしょうか?ただし,オレイン酸,リノール酸,亜鉛,マグネシウムなど体によい成分もピーナツには多く含まれています.摂りすぎは良くありませんが.

作ると意外に大量に出来てしまうのも難点.定食の小皿程度有れば良いんですがねぇ.

夏から秋にかけての沖縄の味覚です.

2007年08月25日

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The Planets - ホルストの「惑星」 -

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Karajan / Vienna Philharmonic Orchestra

カラヤンに批判的なことを言っているので,聴かないと思われるようだが,それは演奏による.例えばR.シュトラウスなどは些か作為的な感じはするものの,嫌いではない.更に言えば50年代から60年代の初頭までは別人のようだったと思う.この惑星も今通常に流通しているベルリン・フィル盤ではなく,61年のウィーン・フィルとの録音である.

この録音は忘れ去られていたこの曲をポピュラーな演目にしただけでなく,長くこの曲の規範的な演奏として捉えられた.新しいデジタル録音のベルリン・フィル盤も多少のあざとさが鼻につく物の,オーディオ的な効果が素晴らしく,それなりに良い(彼らしい)演奏なのだが,この録音はもっと精気があり,溌剌としている.

50年代にウィーン交響楽団と録音した第九もそうだが,この頃はスカッとする演奏をしてくれた.リマスターした音はレコードよりも粒だって,とても61年の録音とは思えない.そういう意味でリヒテルなどと較べるとつくづく運のいい人だと思う.

昨年冥王星が「dwarf planet」となり,太陽系の惑星から降格されて話題を呼んだり,色々な歌手が木星の第二主題の部分に歌詞を付けて歌うなど,作今注目される曲だが,この曲を聴くなら,様々な意味で記念碑的な意味を持つこの録音は外せないだろう.

ちなみにツァラトゥストラも,ウィーン・フィル盤が良いように思えるが,LP時代にアンドロメダの印象的なジャケットだったのはこちらだったか...

2007年08月19日

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汁なし担々麺

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汁なし担々麺(拡大)

気象庁の長期予報は結局外れてしまった.当初の発表の通り,熱暑のままにしておけば良かったものを,平年並みなどと言い直してしまったのが運の尽きである.暑いときには辛い物が良いだろうと言うことで,本日は担々麺.本場と同じにスープは使わない.

一言云っておかなければならないのは,この食べ物は絶対にヘルシーには成らないと言うことだ.何しろ調味料が調味料で,基本的に具材も挽肉だけなので,ヘルシーになどしようがないのである.そこは割り切ってしまうしかない.食欲が無いよりは食べた方が体によいのである.

材料(一人前)
1.挽肉120g
2.にんにく一片 みじん切り
3.長ネギ少々 みじん切り
4.ピーナッツ少々 細かく砕く
5.きゅうり一本 細切り

調味料
1.豆板醤 小さじ1
2.甜麺醤 小さじ1
3.麻辣醤 小さじ1
4.みそ   小さじ1
5.ごま油 大さじ1
6.鶏ガラスープ カップ1/2
7.水溶き片栗粉少々

フライパンにごま油をひき,熱する.熱くなったらにんにくとネギを入れ,よく香りがでるまで炒める.挽肉を入れ,これもよく炒める.ばらばらになったら,調味料1から4を入れ.ピーナッツもいれてよく混ぜ,鶏ガラスープを加える.最後に水溶き片栗を回しかけ,水分があまり残らない程度に炒める.

茹で上がった麺を冷水で良く洗い水を切ったら,できあがった具を載せ,細切りにしたキュウリを載せる.日本風の冷やし担々麺にする場合は,具を載せる前に,麺に冷やし中華のたれを少し掛ければそれらしくなるが,今日は本場風に具も温かいまま麺に載せた.

本日のレシピはやや具が多めなので注意されたし.塩分を気にする方はやむを得ないので,塩分を排出してくれるカリウムを多く含んだ生野菜を副菜に.味噌の料は基本的に1:1:1:1がバランスが良いようだ.日本の味噌は普通の信州味噌で構わないが,出汁入りでない物に.鶏ガラスープも塩分を含まない物がベスト.ただのお湯でも問題なし.

辛いのが好きなら唐辛子の輪切りをいれたり,ラー油を少し垂らしても良い.

塩分,油ともに多め.美味しい物は多少体に悪いと覚悟を決めて食べるべし.日本味噌を入れないと塩分はやや下がるが,コクのないあっさり味になる.より本場に近づけるなら,これでも良いかもしれない.

2007年08月18日

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毎日電源を入れるのはWiiかPS3か?

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Wiiコントローラ

新型ゲーム・コンソール戦争は,ひとまずWiiの圧倒的優勢のようだ.Xbox360は日本ではやや弱いし,発売時期から言うと2.5世代くらいの感じがする.それにいくらか売れている欧米においても,居間に進出しているかというと,難しいのではないだろうか.居間に置くにはマニア向けすぎる.

さてゲーム・コンソール戦争の目標は「電源投入率」が一つの指針らしい.統計によると,Wiiも利用用途で言うとネットワークへの接続目的が多いらしい.我が家にWiiが入って数ヶ月.電源の投入率で言うとPS3が圧倒的だ.

理由は明白.CD,SACD,DVD,Blu-Rayとあらゆるコンテンツの再生に使っているからである.DVDの再生も初期型のDVDレコーダで再生するより,PS3で再生した方がお話にならないくらい画質も,音質も良い.

較べてWiiはパーティ・アイテムである.花粉シーズンに屋外で運動できない間のエクセサイズ替わりに使う用もあるが,ゲームとしてのめり込むような物があるかと言えば,どうだろう.Wiiの売れた原因はひとえにコントローラの特異性にあり.この特異性を活かすゲームは,パーティー・アイテムとしては上出来だが,黙々とはまるようなゲームになりにくい.

加えて,PCを持っているなら,Wiiを使ってネットに接続するなんて迂遠な事はしない.百歩譲って居間で,テレビでネットを見るにしても,テレビにDVI入力があれば,Wiiは必要ではない.そう考えると,コンソール戦争は,まだ流動性をはらんでいるのでは無いだろうか.

つまりハイデンシティ対応のテレビの普及如何によって,PS3の売り上げが伸びる余地はあるだろう.ユニバーサル・ピクチャーの会長が,自分達がHD DVD一方への肩入れを続けなければ,フォーマット戦線は維持できないと発言しているように,裏返せばBlu-Rayが国内のみならず,海外でも押し気味になっているのだから.

ユニバーサルのBlu-Ray発売を翻意させたのはマイクロソフトの強力な干渉があった事は各方面で既定の事実と受け取られているが,Xboxを成功させねばならないマイクロソフトとしては当然の戦略と言えるだろう.クラシック音楽のレーベルの殆どをユニバーサルが買い取ってしまったので,私としては早くユニバーサルにあきらめて欲しいのだが.

それにOS以外にマイクロソフトが幅をきかすのはうんざりである.

2007年08月13日

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最近の境川サイクルロードから

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8月1日の濃霧(1) (拡大)

最近になって漸く通勤に自転車を使うようになった.晴れてツーキニストの仲間入りか.とはいえ片道26kmはなかなか厳しい.普段はタッチアンドゴーで24km地点で折り返しているのだから,就業時間中休む?分楽そうなのだが,それがそうでもない.やはりちゃんと仕事をしているということか?

写真は8月1日の濃霧.六会近辺で突入し,気温は29℃,恐らく湿度100%近かったのでは.自転車が道路のギャップを踏むとフレームから水しぶきが...

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8月1日の濃霧(2) (拡大)

近頃はスポーツバイクに乗ったお年寄りが増えているが,昨日のバッドマナーは,犬を散歩している女の子を挟んで,私は上り方面,下りにロードバイクのお年寄り.私はスピードを落として,女の子に声を掛けようとしたら.あろう事か,ご老人はベルを鳴らした.

そもそもスポーツバイクにベルを付けるのも如何と思うが,本来自転車のベルはクルマのホーンと同じで,見通しの付かない場所などで,自分の危険を避けるためにある.決して歩行者や他のクルマをどかすために有るのではない.

この「どけどけ」と言わんばかりのベルは,その意味でマナー違反である以上に,法律上の「濫用」にあたり,違反なのである.ママチャリの輩は歩道を通行し,歩行者に対しベルを「濫用」してくるが,私は歩行しているときは避けない.何故なら歩道は歩行者が優先であり,ママチャリにどけと言われ避ける理由はないのである.

いくら「自転車・歩行者道路」であろうと,優先されるべきは歩行者である.「済みません,右を通ります」と声を掛ければ,歩行者は避けてくれる.

もう一つは,例の子連れで横に並んで走る馬鹿親子.このおっさんは子供と併走しながら,いきなり道の真ん中で止まって,端に避けるでもなく,その場で写真を撮っていた.折り返し時にすれ違ったら,今度は携帯で通話しながら走っていた.

これは当然自動車と同じように違反,それ以前に子供に対してこういうマナー違反,法律違反を見せるのは親としてどうなんでしょう?まあ日本における子連れ家族連れのマナーの悪さは海外でも有名ですが.

2007年08月11日

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天国からの歌声を聴け - 尾崎豊 -

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13/71 Sony Music

買い物帰りの電車の中で,iPodの操作を失敗し,聴こうと思っていなかった曲を再生した.そんなつもりでは無かったのに,危うく泣けるところだった.曲は尾崎豊の十七歳の地図だった.尾崎豊は私にとってはリアルタイムの音楽であり,当時は良く聞いていた.1992年に彼が死んで,その後の異様なブームに些か閉口し,意識的に遠ざけていたように思う.

今でも信仰に近いような崇拝に共感は感じない.しかし,彼の曲が大好きで,彼の死を知らずに旅立った私の大切な友の思い出も,透明感のある歌声とともに私の元にやってきた.奇しくもお盆である.

宗教は死者のためにあるのではなく,生きる者のためにあるのだという.もし自らの心が慰められるのなら,私は私の大切な者のために,百万の祈りを捧げたかも知れない.残念ながら私にとって,祈りは虚しいだけだ,逝ってしまった者の温もりが,この手に戻ることはない.

宗教も,彼岸の世も信じてはいないが,夭折した歌い手に共通する透明感は説明が付かない.あるいは自分自身の生に,「予感」の様なものが有るのかも知れない.

新しくデジタルリマスターされた録音を聴いてみたくなり,ベスト盤を購入してみた.13/71とは尾崎豊の残した全曲が71曲で,その内の13曲を収録しているということらしい.もっとも71曲というのは「ソニーに残した曲」なのだが.(71/71という全曲CDBOXも出ていた)

詩の内容も,彼自身の生活もすさんだものだったにもかかわらず,何故このように清浄感のある歌声になるのだろう.歌声はこうして残った,しかし歌声を持たない者は,何を残したらよいのだろうか.

私には思い出してあげることしかできない.

尾崎豊
13/71-THE BEST SELECTION
Sony Music Records Inc.
SRCL 5977

2007年08月04日

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内田光子 Beethoven録音第二弾

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Beethoven Piano Sonata 28,29 / Mitsuko Uchida

内田光子はベートーヴェンのソナタを逆から録音している.これは意図があるのか,たまたまそうなっているのか.氏自身の口から語られていない以上,我々はゆっくりしたペースに苛立ちながらも待つしかない.それにしても,と思う.「女性の」などというと,ジェンダーフリー論者に攻撃されそうだが,やはり力強さをそれほど望めない女性のピアニストが,ベートーヴェンのソナタを録音するなら月光や悲愴と言った,比較的弾きやすい名曲から選んでもよさそうだが.

やはり敢えて「選んでいる」のであろう.7月末にリリースされたばかりの28番,29番は非常に思索的な演奏になっている.28番はもともと幻想的な曲で,無窮道あるいは無限旋律で始まる不思議な雰囲気を持った曲である.29番に至っては交響曲的な重厚な構造を持つ大曲である.ちなみに「ハンマークラヴィーア」というのは,「ピアノフォルテ」をドイツ語に置き換えようとしたベートーヴェン自身の造語らしい.

「完全に弾くことが出来るのは50年後だろう」といったのは,ピアニストの腕前を言ったわけではなく,彼が考えていた音にピアノが完成することを念頭にしていたと思われる.もっともピアノの完成とハンス・フォン・ビューローやリストという名人の登場を待たねばならなかったのだが.

内田の演奏は彼女らしい艶のあるしっとりとした演奏で,28番は曲の特徴が際だっている.しかし29番は些か迫力不足というか,内面性にこだわりすぎているようにも感じられた.この曲はどうだと言わんばかりに技巧を見せつけるような,ある種の「気迫」で弾ききってしまった方が複雑すぎる構成を聴き手に飽きさせないように思える.

いずれにせよ内田光子らしいベートーヴェンではあるのだが,もしかしたら彼女は嫌いな物を先に食べるタイプかもしれない?