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2007年02月18日

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Brahms Symphony No.4

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Carlos Kliber / Bayerisches Staatsochester

昨年CDショップで珍しい物がないか物色していたら,店員に「モーツァルトが欲しいのですが」と尋ねる壮年のご婦人がいた.K(ケッヘル)番号で言うと,レクイエムが626番である.多作である上に,室内楽から宗教曲,果てはオペラに至る作品群から何を求めているのだろうか.店員が絶句していると,再び同じ質問をされた.流行のモーツァルトを聴こうと思い立ったのかも知れない.

まあクラシックはなかなか入りにくいのだろう.美空ひばりならCDを20~30枚も買えばほぼコンプリートだ.クラシックは作品の多さだけではない.どの演奏家にするか,さらには指揮者とオケの組み合わせ,もっと言えば年代にまで留意しなければならない.

ブラームスの4番は私が比較的早い時期に聴いた曲で,重厚なイメージのあるブラームスの作品としては,珍しく叙情的なフレーズで有名な曲だ.曲を選ぶ時に,まだオケや指揮者による違いが判らなかったので,クラシックに造詣の深い友人にどの演奏が良いか聞いた.

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バルビローリ/ウィーン・フィル クライバー/ウィーンフィル

下の写真の左,バルビローリ指揮の録音が,この時薦められた録音だ.映画音楽のように美しい演奏なので分かり易いと言われたが,初心者に対する的確な選択だったと思い,いまでも感謝している.右のクライバーの指揮は同じウィーン・フィルの演奏とは思えないほど違う.もっとも録音年代がバルビローリのほうが13~14年も古いので,オケのメンバーも随分ちがうはずだが.

現在の好みで言うとヴァントなどのドイツ伝統派の指揮が好みだが,このバルビローリの録音は未だに人気の高い録音として知られている.曲目としてもブラ4は分かり易い.選択は間違っていなかった.これがマーラーやブルックナーを選んでいたら,クラシックをあきらめていたかも知れない.未だに理解できている気がしない.

冒頭のDVDはクライバーがバイエルンを指揮したものだ.最近DVDは今までPCMリニアしか音声トラックがなかったものを,DolbyやDTSのマルチチャンネルを収録して再販売しているものが多い.クライバーの演奏としてはウィーン・フィルとの演奏の方がずっと良いが,踊るような指揮姿が見られるのは,DVDならではの良さだ.

私はこの友人の推薦を感謝し,自分も初心者に聞かれた場合に,あまり大向こう受けするような録音は薦めず.分かり易く,且ついつまでも聞くことの出来る演奏を薦めるように心懸けている.