PS3でハイデフ・コンテンツを試聴する その3
前回に引き続き,ハイデフ・コンテンツの画質について具体的に検証しよう.この写真はBlu-Ray版のイノセンスのタイトルに現れるガイノイドの瞳である.テレビ画面を写真で撮すのは非常に難しい,プログレッシブになってもそれは同じだ.またフィルムであろうと,CCDであろう変わらない.それは写真が光を保存するという基本的な本質が変わらないからだ.それ自身が発光するものは撮りにくい.
話が逸れたが,つまり実際の画像の印象より写りは悪い,ということを言いたい.見た目にはもっとハッキリと瞳の周囲に描かれた文字が読める.
較べてDVDの画像を見て欲しい.写真はPS3のアップコンバート機能を経由して,同じ大きさで表示している.その意味ではやや不利と言えるが,これだけの差を見てしまうと,なかなかDVDに戻れなくなってしまう.
Blu-RayかHD DVDか,まだ勝負はついていないが,ハイデフ・コンテンツが今後DVDに置き換わっていくことは間違いないだろう.ただ,現在はまだハイデフ・コンテンツを楽しむ環境が非常に高価であるが,それも間もなく値下がりするだろう.PS3はその一つのきっかけと言えるのではないだろうか.
ただDVDのようなブレイク・スルーになるには,やはりまだみんながFULL HDのテレビを持っているわけではないという点がネックになるだろう.某家電量販店では,レジ横の隅のスペースにBlue-Rayがささやかに展示されていて,さらにその奥に目立たないようにHD DVDが置かれいたが,今週はHD DVDのほうが目立つ場所に陳列されていた.
営業の押しの強さなどにもよるので,一概に売れ筋が前に出るわけでも無いのだが,この勝負はもしかすると結着しないまま,ずるずると行くかも知れない.