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2007年01月21日

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PS3でハイデフ・コンテンツを試聴する その2

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Blue-ray Disc盤 INNOCENCE

前回試聴したDeep Blueは,元々がHigh Definition録画された物ではないだけに,画質の面でFULL HDテレビで見るメリットを享受できなかった.PS3発売後かなり品薄になり,メーカー在庫切れ状態が続いていたイノセンスが漸く手に入った.注文してから2週間も懸かってしまった.SACDはグールドのゴールドベルクを手に入れた.

イノセンスは脚本に疑問があり,さらに押井が出世作のビューティフル・ドリーマーから一向に抜け出せていないことを証明した作品だと思っている.中途半端な哲学用語を多用するのは,うる星やつらの「めがね」のキャラが始まりだし,夢落ちもビューティフル・ドリーマーで最初に使っている.同じスタイルが評価されるのは工芸美術の世界においての事である.

しかし,画像的にはかなり美しい.音声もアニメーションは端から作り物の音なので,オーディオチェックには最適だ.以前から音場設定の確認にアニメ作品を使用している.

さて画質は想像以上に良い.併録されている「イノセンスの情景」は720pで収録されているが,冒頭の細胞分裂の画像を見るとDVDの酷さが良く判る.BD版ではガイノイドの瞳に書かれている文字もハッキリ読めた.自動車内のシーンも,ガラスの油膜や,ウォーター・マーク,指でこすったような跡が描き込まれていることが良く判る.

さらに,DVDにおけるサラウンド音声は,環境音と台詞のバランスが悪く,台詞をハッキリ聞こうとするとかなりボリュームを上げなければ成らなかった(これはどのDVDでも同じ).しかし,今回DTS-ES6.1chで試聴したが音のバランスが良くなっていた.オーディオチェックの定番として使えそうだ.

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SACD盤 J.S.Bach Goldberg/Glenn Gould

SACDの再生は,今回はGlenn Gouldのゴールドベルクだ.2chのいわゆるピュア・オーディオのトラックしか無い.CDと較べて音の透明感があり非常に自然な感じがした.クライバーのベートーヴェン7番で感じた高域の耳障りな感じは一切無かった(ピアノとオケの違いかも知れないが).

PS3はBDの規格の後押しにも成るかも知れないが,SACDの見直しに繋がるかも知れない.ピュア・オーディオのマニアの間ではSACDは評価が分かれているが,これはアンプや,再生機器の種類によって随分音が変わるようなので,PS3がそれなりの音質評価が得られれば,SACD規格の救世主たり得るだろう.

何れにしても今後はHigh Definitionのコンテンツがもっと多くなることを願ってやまない.ロード・オブ・ザ・リングも年末にハイビジョン放送していたが,BD盤が出て欲しい物だ.