Media Player としてのPS3
我が家ではPS3はCD/SACD/DVD/BDプレーヤーである.各種の評価サイトで,PS3のメニューは褒めてあった.しかしメディア・プレーヤーとして使用する場合,かなり問題がある事が見えてきた.結局購入したBluetoothのリモコンとともに,その問題点を報告しよう.
次の写真を見て貰いたい.これはCDを再生しようとすると必ず表示される画面だ.要するに挿入されたCDのテキスト・データをサーバーから受信するためのソフトの使用許諾画面である.私は常時PS3をネットに接続しておくほどネットを信頼していない.余計な機器をルーターにぶら下げておくと,無駄な攻撃が増えるだけだ.ご存じない方は一度ルーターのアクセス・ログや遮断ログの類を見てみる事をお勧めする.たまにはこういったログを参照して,通過しているパケットがないか,チェックすべきである.
さて,別にテキスト情報が欲しいわけでもないのに,このアクセスを行わない設定が何処にもない.使用許諾を承諾して,ネット繋いでなければ今度はタイムアウトを待たねばならない.つまりCDを再生したいだけなのに画面表示が必要なのだ.
無論,闇雲に「再生ボタンを押して,×を押して,再生を押す」という手順を踏めば,CDの再生は始まるが,これは非常に気分が悪い.何故このソフトを使用しないという設定が出来ないのか.
おまけに,HDMIで出力をしている場合,再生が始まってからテレビの電源を落とすと,音声出力も一度遮断されてしまう.再び音声が出るまで2~3秒懸かる.画像と音声を双方向で利用するHDMIの宿命かも知れないが,ようは画面表示を気にせずにCDの再生ができるメニュー構成にすれば済むことだ.
DVD/BDでは再生を押すと,一応再生が始まるようだが,この辺りのソニーのソフト設計はSonicStageで評判の悪かった「ワン・ステップ余計な動作」が改善されていない.画面でCDの曲目を確認したい人間が何人いるのだろうか?
さてBluetoothリモコンの反応速度は,全く気にならなかった.問題は電池の保ちだが...どうだろうか.SACDの再生は,漸く我が家にあった何枚かのSACDハイブリッド盤を探し出して試聴してみた.物はクライバーのBeethoven第七番である.ライブなのでやや録音に難があるが,奥行きのある再生音だった.ただ音質がかなりタイトなのは元々の録音のせいか分からない.初めて気がついたが,このCDはSACDの2ch,MultiChannel,2ch STEREOの3つのトラックが入っていた.
2ch SACDはそれ程タイトな感じはしなかったので,PS3側の再生音質がタイトなのではないだろうか.金管やベースの位置が実際のコンサートのように位置がわかり,音場再現という面では良いのだが,音質はいただけない.ソニーの音響機器にはあまり無い堅さだ.あまり高音が含まれないジャズやポップスなどでは気にならないかも知れない.
クラシックの場合は,高音がいささか耳障りな感じがする.少し高音域のレベルを落とした方が聞きやすいだろう.