大画面/デジタル化/ケーブルの山 その2
基本のチューナーはテレビ,視聴も同じテレビとすることで,接続のイン・アウトが同じになってしまった.間にAVアンプを組み合わせるのに苦労した.アンプはSONYのTA-DA3200ESで,出力系をアナログ回路で設定した,マルチチャンネル・アンプという位置づけの製品で,どちらかというと音質重視系の製品であるところが,微妙に目的と外れた原因らしい.
ソニーお得意の商品企画のオーバーラン.D系端子が一つも無し.HDMIが入力2,出力1あるが他の映像入出力は全てピンプラグ.音声系は全ての系統にOPTICAL端子が用意されているという,偏った構成だ.テレビをSONY製にしてしまった以上,リモコンの事を考えると,アンプもSONY製が無難なのだ.もっとも,既存ののチューナーがSONY製だったので,どちらにしろ芋蔓的にSONY製になってしまったのだが.
接続は次の通り(左がアンプ)
1)TV/BS-SAT <-- テレビのデジタル放送出力
2)モニター出力 --> テレビのビデオ1入力
3)ビデオ1 <-- DVD/HDDデッキ(チューナーはアナログ)
4)ビデオ2 <-- 古いデジタルチューナー
5)HDMI出力 --> テレビのHDMI入力
※衛星アンテナ出力は分岐してテレビとチューナー
※壁のTV端子からの地上デジタル(UHF/VHF)はテレビに接続
問題は,DVD/HDDデッキにデジタルチューナーが無いので,これを経由した画像を表示しながら録画することは出来なくなってしまった.但し,現在表示中の画像が録画されるので,分かり易いと言えば分かり易いのだが.以前のヤマハのAVアンプは,RF入力の中継端子(IN/OUTスルー)があったので,テレビ出力もAVアンプ経由になり,非常に分かり易かった.
テレビを見る場合,テレビに入った衛星の信号は,出力を通ってアンプのTV入力に入り,モニタ出力でテレビにと,ループバックしているが,自動的にループ信号は遮断されるらしく,モニタ出力によるテレビ視聴はできないようだ.もっともピンプラグ経由の画像はかなり劣化するようなので,これで良いのかも知れない.
既存チューナーはピンジャック経由で見るので,かなり画質が悪い.DVD/HDDデッキで録画する場合は,分岐したRF信号をチューナーから直接デッキに入れている.とここまででどう繋がっているのか,混乱するのでは無いだろうか.
テレビはKDL-46X2500,液晶の1080pハイビジョン(1920×1080)である.応答速度は8msライブカラークリエーションという明度色相の変化するバックライトを使っている.選択の決め手は,先にも述べた接続上の便宜と,やはり実際の見た目である.シャープAQUOSはダブルチューナーで使い勝手は良さそうなのだが,コントラストが強く,あまり好みの色系統ではなかった.
家で視聴した感じでは,液晶に対する「暗さ」の懸念は,全くの杞憂であった.それとハイビジョン放送の予想以上の画質の良さである.販売店の表示を鵜呑みにすると失敗するかも知れない.ああいう陳列ではノイズによる影響も大きく,また非常に明るいので,自分の家のリビングに置いた状態とはかなり条件が違うと思った方がよい.液晶の経年変化のスピードに対する懸念はこれから判るのだが.
おかげで,DVDや,DVD/HDDデッキで録画した映像がいかに品質の低いものか良く判った.やはりハイビジョン録画できるデッキが必要かも知れない...
今回の接続用に用意したコードだけで,¥15,000を超えた.電源ケーブルも含めて重さも2kgくらいになるだろう.AVアンプを使って5.1chサラウンドで視聴するというのは,一般的ではないのかも知れないが,なにしろ敷居が高いので,これからチャレンジする方は注意が必要だ.
スピーカーの音場特性をアンプのイコライザにセットして,全ての作業が完了するまで,足かけ二日,5時間近くを要してしまった.
付録:
テレビの設定は,次のとおり,設定料¥2,500を浮かせるために自分でやりましょう
1)B-CASカードの挿入
2)アンテナの接続
3)テレビの電源ON
4)地域設定
5)地上波のチャンネル設定
我が家では,CATV信号による,手動スキャン
アンテナを立てている場合は,AUTOスキャンできるはず
6)BSのチャンネル設定(これも地域設定がある)
7)CSは,加入済みならB-CAS変更が必要な場合もあり
チューナーを変えないなら必要ない
8)B-CAS登録も必要(WEBでできる)
9)NHKに電話して,BSの「料金払え」表示を消すように依頼
松下電器の社長が以前,50型以下のサイズでフルHDは必要ないし,メリットもないと発言し,事実プラズマのフルHD化は50型以下では全く進んでいない.しかし,今回の購入で入念に画質の比較を行ったが,30型以上で1080pと780pは歴然とした差があった.40型前後の中型クラスでは恐らくプラズマは全く売れなくなってしまうだろう.調子の良かった松下も久しぶりに道を誤ったようだ.
本来反応速度が速く,寿命も液晶よりは構造的に長いと思われるプラズマを選びたかったのだが.ちなみに反応速度8msでもカメラを早くパンしたときに輪郭がぼやけ,眼のピントが合わない感じがして,一瞬眩暈を感じる.慣れるまでは時間が懸かりそうだ.
