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2006年12月31日

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THE END - NANA Starring MIKA NAKASHIMA

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THE END

今年はうまく嵌るアルバムにお目にかかれなかった.最後に来て,このTHE END(NANA Starring MIKA NAKASHIMA)がかなりハマッた.昨年の一作目の"NANA"のときに,このキャスティングのあまりのうまさに感心した.今作NANA2で終わりにすると,中島美嘉が宣言したが,これは納得できる.あまりに嵌りすぎて,自分自身のアイデンティティーの喪失感があったのでは無いだろうか.

実は隠れ中島美嘉ファンであったりする.ややハスキーな声が好きで,微妙なファルセットに艶があり,しかしいささか曲には不満があった.SONY系レーベルはよくキャラを見誤って,路線変更後に良くなるパターンがあるが,中島美嘉においても,このパターンと言えるだろう.

昨年のNANAでリリースされた"GLAMOROUS SKY"におけるNANA Starring MIKA NAKASHIMAの存在感は,まるで別人であった.中島自身も「演じる」ことで,なにか吹っ切れたものが有ったのだろう.今回のNANA2における"一色"はさらに強烈な個性を発揮し,見事な存在感を顕している.これはもう演技のレベルは超えて,中島美嘉自身の個性に融合しているように思える.

このアルバムは劇中歌ならぬ,劇中アルバムとして,映画のコンセプトに基づいて作成されている.そのためバックバンドのアレンジが全部同じなのが気になるが,NANAを卒業した中島美嘉が今後どのように変貌するのか,期待(と少しの不安)を抱かせてくれる,すばらしいアルバムだ.

2002年から2004年前半までは,彼女の個性を感じる曲が無かった.2005年の前半に髪を切った"桜色舞うころ"あたりから雰囲気が変わってきた.恐らく既にNANAの撮影にかかわっていたのかもしれない.AMAIZING GRACEはNANA色は無いが,明らかに中島美嘉の中で何かが変わっている.

NANA以後の中島美嘉に期待したい.