団栗の不作
今年のどんぐりの作柄(?)は悪いようだ.そもそも例年より2週間程度遅れている.職場にある椎の林は,例年9月の声を聞けば,帰り道にどんぐりスケートができるほど実が落ちているのだが,今年は写真のように青い実が多く,また今週になって漸く実が落ち始めている.
果物の収穫も軒並み2週間ほど遅れているようなので,今年の長梅雨が影響しているのかもしれない.残暑は例年になく厳しかったが,巻き返しには成らなかったらしい.
環境の悪化を知らせるのは,木の実や農作物だけではない.12日,沖縄のシンボルとも言える,ヤンバルクイナの生息数はついに800を切り,717羽と環境省が発表した.もちろんヤンバルクイナは確認が難しく,完全な数を確認しているわけではないが,10年以内に絶滅することは,避けられない状況になっている.
米軍基地の立ち入り禁止区域が広がっていた,やんばるの森が返還されて数年,皮肉なことに返還された所為で,ヤンバルクイナの棲息地域は北へと追いやられている.直接の原因は,マングースや野良猫,カラスによる捕食と言われているが,果たして.
さらに昨年末からのミニバブルで,またぞろリゾート開発なる,自然を搾取,簒奪するのみの軽薄且つ,無意味な計画が持ち上がっている.願わくば沖縄の皆さんが目先の経済にとらわれて,そのような資本の先棒を担がないで貰いたいものだ.
嘗てバブルにおいて,こういった自然の搾取を計画したのは,西武(国土),ヤマハと,それらに資金を貸す大手銀行だった.西武はもはやそんな勢いは無いようだし,銀行の数も半減したが,ヤマハはしつこく計画しているようだ.
沖縄の皆さんに申し上げたいのは,こういった資本の片棒を担いでも,利益は経営会社に全て吸い上げられ,決して地元のためには成らないと言うことだ.その上自然は手ひどいダメージを受け,売り物の自然さえも失ってしまうだろう.