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Glenn Gould / ゴールドベルク変奏曲集 DVD版

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グールドの55年と81年の録音(CD)

長らく廃盤に成っていた,グールドのゴールドベルクの映像版がDVDで再販されることになった.発売予定日は5月31日,但し例によって例の如く,米国盤の輸入だ.当然日本語字幕はない.インタビューも含まれているので残念だ.

この映像は1981年の4月から5月にかけて,ニューヨークのコロンビア30番街スタジオで,グールドがゴールドベルクの2度目の録音をしたときの映像である.つまり音楽のリソースは現在CDで発売されているものと同じと言うことになる.

グールドは55年の録音で,音楽界に激震を与えたが,私の好みとしては81年の録音の方が,よりグールドらしさが出ていて好きだ.グールド自身も不充分な物を感じたからこそ,25年以上経て再録音を思い立ったのであろう.

私のグールド・デビューは実はごく最近だ.鼻歌を歌ったり,ペダルを全く使わず,残響のないペタペタとした音だけで弾いたり,音楽に対する理解も充分でなかった時期にグールドは理解出来なかった.

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モーツァルトのソナタ集

グールドと言えば,このモーツァルトは非常に懐かしい,CBSのロゴがSONYのロゴに成っているがLPレコードと同じデザインで良く覚えている.当時は評判もいまいちだったこのモーツアルトは,改めて聴いて非常に衝撃を受けた.聴いていて頭に浮かんだのは,小生意気なガキが,白髪のカツラを被り,白い宮廷衣装を着て,大人を舐めきった顔で当時の小さなピアノを弾く,少年モーツアルトそのものだった.

ジャズのようだと言う人もいる,そうかもしれない,しかし「モーツアルトではない」というのは当たらないと思う.当時の音楽家は現在のアイドル歌手と変わらないし,演奏スタイルはまさしくジャズそのものだ.初めて会った演奏家と合奏したり,その場で渡された主題で変奏をしたり.ここで聴くグールドはまさしくそういった雰囲気を再現しているように私には感じられるのである.

話が逸れたが,この度再販される映像は当時非常にセンセーショナルな映像として取り上げられたが,一人の天才が命を削るように作品の完成に取り組む姿が見る者に迫る映像だった.

手元に来たときは改めて印象を紹介しよう.月末が待ち遠しい.

【2006年5月27日の追加情報】
グールドのゴールドベルク変奏曲のDVD版発売日は6月30日に変更されました.残念です.

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