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2006年07月09日

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Beethoven Piano Sonata No.23 "Appassionata" Vol.2

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Horowitz と Rubinstein のCD

4月9日に,リヒテルの3種の録音,バックハウス,アシュケナージについて述べたが,今日は目先を変えて,ホロビッツとルービンシュタインの"熱情"について紹介しよう.ホロビッツの録音は1972年(68歳),ルービンシュタインの録音は1963年(76歳)であるから,どちらもやや盛りを過ぎての演奏と言える.

ホロビッツに関して言えば,技巧は未だ衰えず,まあ形容詞を付ければありとあらゆる形容詞を並べても,当てはまらないと言うことはないだろう.すばらしい演奏である.「ピアノ演奏として」は,なのだが.ルービンシュタインの演奏は,若い頃の粗暴さは無く,枯淡の境地に達し,ゆったりしたテンポで味わいのある演奏と言える.

宝石箱をひっくり返したようなホロビッツの演奏も,酸いも甘いも噛み分けたルービンシュタインの演奏も,しかし何故か私にはしっくり来ない.それは二人の演奏スタイルに色濃く残る19世紀的ビルトゥオジティとでも言うべき,大時代的な雰囲気にいささか食傷するからかもしれない.

すばらしい技術を持って,「どうだオレの演奏は」というような演奏に,私には聞こえてしまう.そこにはベートーヴェンの曲に込めた「想い」が置き去りにされていないだろうか.

特にホロビッツはそのディスコグラフィーを見ても,演奏会の曲目を見ても,バッハ,ショパン,リスト,シューマン,ラフマニノフ,モーツアルトとごった煮のようなメニューだ.私は曲目の一覧を見ただけで胸焼けがしてしまう.

演奏自体の芸術性も重要だが,作曲者の「想い」を表現するための「再現芸術」としての一面も,クラシックの重要なポイントであり,そこに演奏者の曲に対する「想い」が交錯するところが醍醐味なのである.私はどうもホロビッツの演奏は,その煌びやかな技術とは裏腹に,作曲者への思い入れや,曲に対する思い入れが欠けているような気がして成らない.

誤解しないでいただきたいのは,情感たっぷりの演奏が良いと言っているのではない.むしろ感情を抑制した演奏の方が好みである.言葉にすると難しいが,録音の鑑賞においては,その抑制された表現に垣間見える感情の余韻のようなものを私は愛している.

ホロビッツの演奏を愛するのは,「彼」の演奏そのものを愛することなのではないだろうか.もちろんあくまでも,私個人の意見に過ぎないが.

この2枚ではルービンシュタインの第二楽章における歌うような美しさに心を動かされた.そしてホロビッツの録音は,彼の奇跡のような名人芸を堪能できる.

2006年07月08日

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シャチが境川を遡上!

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遡上するシャチ(拡大)

本日朝7:30頃,横浜市戸塚区東俣野付近の境川で,川を遡上するシャチが目撃された.日本しゃち協会主任研究員の逆叉氏は,「以前テムズ川を遡上する小型のクジラが確認されましたが,日本国内では珍しい,産卵場所を探しているのでは」と語っていました.(それはシャケ?)

本日は曇り空ながら,台風3号に刺激された前線がやや下がったせいで,なんとか走れました.帰り道あと15分と言うところで,妙に空気が湿ってきましたが,降られることは有りませんでした.

夏になって自転車野郎が増えてきました,それも壮年から初老の方.相変わらず犬にリードを付けずに散歩させている似非愛犬家,散歩の人がたくさんいる中で35kmくらいで走っている馬鹿者,長いリードで犬は左人は右になって道をふさいでいるおおたわけなど,有象無象が居ましたが.夏の臭いを感じながら,気持ちよく走れました.

本日の走行時間は2時間06分48秒,走行距離は47.3kmでした.

注:本文中の団体名,人名は架空です.

2006年07月07日

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夏のお取り寄せ その2 - 砂川さんのオーガニックマンゴー -

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来間島のマンゴー

夏のお取り寄せ第二弾は沖縄のマンゴーです.物は沖縄県来間島 (有)楽園果実の砂川さんのJAS認定オーガニックマンゴーです.なんと1kg程度(2~3個)で,¥6,450-ナリ!ちょっと最初は腰が引ける値段です.しかし,一度この味を知ってしまったら...写真のように見るからに甘そうな真っ赤なマンゴー.種類はアーウィンで,赤色のきれいな種類だそうです.

皮を持つと既に蜜が手に着くほどで,ずっしりとしています.完熟したマンゴーの何とも言えない不思議な香りが.果肉は下の写真の通り.みずみずしい鮮やかなオレンジ色.而して味の方は...野暮なことは止めましょう.とにかく一度食せば,虜になることは請け合いです.

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果肉の様子

さて,この記事をご覧になって,頼んでみようか等と思った方々に哀しいお知らせです.既に手遅れと相成っております.そもそも沖縄のマンゴーはこの時期の超人気商品.6月の始めに既に予約完売となっているのが殆どです.

来年も我が家に届いたら記事にします...くすくす..

毎年,そろそろマンゴーが来るかなという頃に台風が来ます.今年も見事にはまり,台風あけかなと思いましたが,意外に早く今日着いていました.さては台風を避けて早摘みかと思いましたが,流石に良心ある農園の方が,そのような半端仕事をするはずもなく.見事に完熟しておりました.

プロの仕事に感謝です.

但し,これまでの経験で言うと,実は地元で食べると,この何倍も美味しいです.いくら便利な世の中でも,本当に美味しい物を食べるには,時間(と距離)という代価が必要なんですね.

2006年07月05日

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The Goldberg Variations - from Glenn Gould plays Bach

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The Goldberg Variations - from Glenn Gould plays Bach(DVD/SONY BMG)

散々待たされたDVDが漸く入荷してきた.The Alchemist(1974)を見た後で,この映像を見るとあまりの変わりように痛々しく感じる.この映像は1981年なので,7年しか経過していないが,随分歳をとって見えるし,なにしろ太っている.そして歳月を感じるのは,彼の「家族」もしくは「パパの椅子」が,随分と痛んでいることだ.

画質は酷い物だ.髪などはディーテイルが失われかつらでも被っているようだ.しかし,そのような些末のことはこの映像の価値を些かも失わしめるものでは無い.彼の畢生の名作であるGoldbergのまさに録音したその年の映像なのだから.

The Alchemistをみれば判るとおり,彼は1パッセージ毎にTakeを換え,言わば切り貼りで作品を仕上げている.それは彼が音楽の再現芸術としての面より,音楽そのものの「質」に拘った結果だと言える.もちろんリヒテルの様に一期一会である,リサイタルに賭けるのもすばらしいが,これは較べるような次元の物ではない.

グールドの音楽表現は,こういう風に作品を仕上げる事で,完成するのであるから.

私が改めて聴いた限りでは,どうも現在CDで発売されている録音(作品)と同じものを音楽トラックに使っているように思われるが,詳細は知らない.先に述べたような作り方なので,映像と音楽を合わせるのはさぞ大変な作業だったろうと想像される.

冒頭のグールドの略歴の紹介や短いインタビューは蛇足の感じがする.むしろ純粋に音楽ビデオとして,演奏のみを納めても良かったかもしれない.それにしても厚めのワイシャツを2枚重ねで着て,まるでブレンデルの様な牛乳瓶の底のような眼鏡.伊達者のグールドとは思えない.(髪の毛のディーティルが消えているのは禿げているのを隠すためだという説もある)

製作はThe Alchemistと同じ,Bruno Monsaingeonである.所々に意味不明のカットが有るのが気になる.特に最後のアリアで,長々とマイクだけを撮したカットなどは殆ど無意味である.なにか編集作業において,その部分で使えるTakeが無かったのかもしれない.

ただ先にも述べたように,この映像の価値はそのような物で,下がることは無い.バッハ演奏の一つの金字塔がここにはある.映像として残っているのだ.

ただThe Alchemistのパルティータ6番の方が,グールドの見た目にも判る充実度,精神的な安定,カメラワークなど,様々な面で,完成度は上かもしれない.しかし,「あの」Goldbergの演奏の様子なので,やはり比較に意味はないが.

2006年07月03日

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銀杏(ぎんなん)は秋の季語

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銀杏の落果(拡大)

ぎんなんも 落るや神の 旅支度(桃隣)

句からも判るとおり,ぎんなんは秋の季語です.しかし一昨日の強風で,未成熟の実が落ちてしまいました.関東は梅雨に入ってから,あまり雨が降っていません.梅雨前に降りすぎたといえば,そうかもしれません.九州は大雨が続いているようで,お見舞い申し上げます.

職場に向かうドングリ坂には,ドングリの未成熟果というか,花の終わった後が膨らんだくらいのものも落ちていました.ドングリも秋の季語です.8月末から9月にかけて,エルニーニョは納まっているそうで,梅雨末期の大雨は無いかと思いましたが,天候の不順は継続中という事ですね.

団栗の 寝ん寝んころり ころりかな(一茶)

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銀杏が枝に成っている様子(拡大)

見上げると,銀杏が鈴なりに成っている枝もありました.いちょうはメスの樹が少ないので,なかなかお目にかかれません.残念ながら銀杏は後始末が大変なので,買ってきた方が良さそうですが.

2006年07月02日

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ヘルメットで頭を守りましょう

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Giro Havoc(拡大)

自転車野郎の格好をするのは少し嫌だが,頭は守りたい.と,いうことでヘルメットを購入しました.あまり新しいモデルでは有りませんが,GiroのHavocを¥9,800ナリ.カラーはIce Blueです.Oshman'sのお兄さん.展示してあるのを「これは現品?」って聞いたら,在庫見てきますって,奥に持っていって,これになりますって箱に入ったのを持ってきましたが,私には判りましたよ.展示品を箱に入れて持ってきたのが.

まあ,そんなことは良いんですが.ウェアなどのスタイルも自転車野郎ではありませんし,スピード系のヘルメットはいかがな物かと言うことで,このタイプに落ち着きました.たまにとは言え26kmの通勤に自転車を利用するためには,ヘルメットは必要ですね.

但し,これらのヘルメットは自動車との事故ではあまり役に立ちません.これらのヘルメットは自転車競技における自損事故,つまりこけたり自転車同士で絡まったりした事故向けの物です.警察や,天下り先の関連団体が推奨しているのは,対自動車事故向けの,しっかりしたヘルメットです.これらには警察の天下り先関連団体が,SGマークを付けています.

ところが,その手のヘルメットは蒸れるので,当然スポーツで自転車に乗っている人間は,スポーツ用のヘルメットを使うわけです.

今朝,「今日はメットを買いに行こう」と思っていたら,CNNのニュースで,自転車用ヘルメットのニュースをやっていました.現在北米の西海岸ではスポーツ自転車人口が急増し,それに伴い事故も増えているとのこと.怪我や入院事故の60%が頸部から頭部の怪我で,そのうち66%はヘルメットがあれば防げた怪我だと言っていました.

日本では圧倒的に,子供を乗せて二人乗り,三人乗りの曲芸紛いの乗り方をしている母親が,子供を落としたり,自転車を倒して,子供が頭を打つ事故が全体の80%近くらしいです.一昨年民主党が同乗の子供へのヘルメット着用義務化の法案を出しましたが,結局通らなかったようで.それは,つまりそもそも子供とはいえ二人乗りは違法なわけで,そんな法律を作れば,違法な乗り方を認めることに成ってしまいます.しかし,自転車に乗る際にヘルメットの着用を奨励するという,警察の方針には反映されたようです.

何れにしろ,自分としては唯一の商売道具を守らないと...

2006年07月01日

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6月のアクセスログ解析結果

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6月のAccess Log(参照)

6月の解析ログを報告します.リクエスト総数は36,933,総ページ数は8,289でした.ドメインではスペイン(.es)と米国の教育機関(.edu)が上位に入っています.ブルキナファン(.bf)はアフリカの国のようですが,寡聞にして知りませんでした.勉強不足です.

さて検索は,今月も珍検索があります.「Excel 2003 格安」でうちに来られても困ります.ぱちものに騙されないように気をつけて下さい.相変わらず圧倒的にコピ・ルアク関連が占めていますが,意外にガジュマルの植え替えが多いのは何故でしょう.確かにシーズンなのですが.今月もH.264のエンコードで苦労している方が多いようです.あまり親切にこの辺を解説していませんが,PCの能力が有る程度無いと,トラブルは多いでしょうねぇ.

自転車のフィッティング関連や,洗車についての検索も来ていますが,この辺は本を購入することをお勧めします.ネットに載っている情報は,書き手が自分の経験に合わせてアレンジしている場合が多いので,きちんとした方法や,注意事項を本などで確認してから,自分のやり方を考えた方が良いと思います.

さて,話は変わりますが梅雨に入ってつばめの第二陣が飛来したようです.前回の定点の3mほど横にあった古い巣に,痩せたカップルが入っていました.そのうちまたビデオにでも撮るつもりです.

Glenn GouldのGoldberg変奏曲のDVDは,三回目の発売日変更で,現在は7月7日発売予定だそうです.