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チョコレート効果99%

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チュコレート効果99%

高カカオ分チョコレートが半年ほど前から流行りはじめて,明治製菓は自社製品として「チョコレート効果」シリーズを発売した.写真は4月から発売された板チョコの99%である.いろいろなサイトで既に取り上げられているが,これが果たしてチョコレートか,サプリメントか疑問の残るところだ.

海外の有名なチョコレート・メーカーは以前から65%,86%といった製品を出している.「チョコレート効果」シリーズにも,同じ品揃えがある.しかし,他社にないのがこの99%である.何しろ糖分,ミルクを含まない(乳化剤は含む).口に入れると,チョコレート特有の滑らかさは全くない.ココアの粉を口に頬張ったような粉っぽさを感じる.そしてガツンと来る苦さ.私の場合,苦みに比較的強いので,それほど嫌では無いが.(サプリメントとして受け入れられる範囲と思う)

しかし,良くわからないのが「カカオ分99%」という言葉の意味だ.明治製菓のWEBサイトを見ても,明確な説明はない.ただ「カカオ分99%(カカオマス換算99%以上)」という表示があるだけだ.日本の食品製造メーカーに総じて云えることだが,全く説明責任を果たさない,ただキレイで,こけおどしのFLASHを使ったサイトである.以前,黒酢が流行り始めたときに,ミツカンの酢がどうも黒酢の感じがしなかったので,どういう醸造をしているのか気になり調べたが,やはりWEBサイトに製造法についての説明は一切無かった.これでは,製品ラベルに謳っている事が本当かどうか判らない,というより隠さなければ成らない理由があるのではないかと,穿った見方をしてしまう.

原材料を見ると,カカオマス,ココアパウダー,乳化剤(大豆レシチンらしい),香料とある.カカオマスとココアパウダーを合わせて99%と言うことだろうか?とすると,「カカオマス換算」というのはココアパウダーをカカオマスに換算しているということになるのか.さらに何に対して99%なのだろう.原材料の質量比か.製品中の割合か?

成分表を見ると,1箱(45g)あたり,
エネルギー 290kcal
タンパク質 6.7g
脂質 23.6g
炭水化物 12.6g
ナトリウム 3mg
食物繊維 6.5g
ショ糖 0g

これはどういうことだろうか.49.403gだ.なぜ45gの成分が49gもあるのだろう.ますます疑問だ.さらに水分を含んでいるのだろうから,50g以上になるのでは無いか?しかし,内容量は45gだという.反物質衝突でも起こして質量消失したのだろうか?

しかし,何故日本における成分表示や,製造法の説明はこんなに貧しいのだろう.消費者がバカにされていることに,もっと敏感に反応すべきではなかろうか.加工品だけではない,いくらか改善されたとは言え,魚の名前や,キノコの名前も実態を意味しない,勝手に命名した名前が堂々とまかり通っている.

経産省,農産省といった所轄官庁が製造側を向いている事に責任があるのだろうが.消費者が声を上げなければ改善されないだろう.

いずれにしても,この製品の使い道を考えると,健康によいとされるポリフェノールがメーカー発表で,1箱あたり1700mg入っているらしいので,サプリメントとして使うか,会社に持って行って同僚が苦さに驚くのを見て喜ぶか,2通りの使い道しか思いつかなかった.

少なくとも,チョコレートを食べたいと思って食べるのは止めた方が良い.チョコレートによりもたらされる「幸福感」は砂糖と乳製品に由来するので,その手の満足感は得られない.コートドールの86%物等の方が,そういった効果は期待できる.

※ブラックコーヒーと一緒に99%を食べると,凄いことになります.怖い物好きの方はお試し下さい.但し当方は責任を負いかねます.

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