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2006年04月30日

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Diva(ディーヴァ)と呼ぶなかれ

Maria Callas.jpg
Invitation to Maria Callas(EMI)

クラシックから生まれた言葉が,普通の生活の中で転用して使われることはしばしばある.この言葉もそうだ.セリーヌ・ディオンなどもディーヴァと呼ばれたりする.確かに歌は旨いかもしれないが,この称号は,20世紀においては,ただ一人の歌手を示すと言っても過言ではない.

ディーヴァとは言葉の文字通りの意味は「歌姫」である.しかし,この言葉が象徴するただ一人の歌手はマリア・カラスその人である.もちろん他にも上手な歌手はいる.例えばエディタ・グルベローヴァなどは,恐らく最高のソプラノ(コロラトゥーラ)の一人で,あの魔笛の「夜の女王」は圧巻である.カラスのどちらかと言えば堅い声質とは違い,コロラトゥーラ独特のコロコロと鈴を転がすような高音においても,艶と張りのある声で,技術的にはむしろ上かもしれない.

しかし,グルベローヴァは「ディーヴァ」とは呼ばれない.ディーヴァの称号はにはいくつかの条件があると言えよう.それはドラマティック・ソプラノであると言うこと.イタリア・オペラを歌うこと.ドラマティック・ソプラノ(ドラマティコ)というのは,声域などで呼ばれるのではなく,舞台映えのする美貌の持ち主で,且つ演技派であるという事らしい.その点では,まさにカラスはそれに相応しかった.

クラシック専用の用語ではないが,最近あったのは「クール・ビューティ」であろうか.荒川静香がオリンピックでプッチーニのトゥーランドットを使ったので,NHKのアナウンサーがそう呼んだのだが,一般の方には判りづらかったようだ.クール・ビューティというのは文字通り「笑わない美女」のことだ,言い換えれば残酷な美女と言うこともできる.

トゥーランドットというお姫様は,結婚を申し込む他国の王子に無理難題を出して,果たせなければ殺してしまうという恐ろしい姫君で,最後は愛を受け入れる.日本のかぐや姫も「クール・ビューティ」の一人であろう.NHKのアナは,荒川静香をトゥーランドットになぞらえて呼んだのだろうが,その辺を知らない人は,何を言っているのか判らなかったのではないだろうか.

ソプラノの話ついでに,難曲の話をしよう.ソプラノの難曲と言えば,先ほども出てきたモーツァルトのオペラ「魔笛」に出てくる,「夜の女王のアリア」や,同じく夜の女王の「復讐の心は地獄の炎のように」が有名である.しかしソプラノ歌手によると,K.316 アリア「テッサリーアの民よ,<私は求めはしません,不滅の神々よ>」が難曲中の難曲とされている.

この曲は殆どCDも出ていない.生で聴くこともない.グルベローヴァでさえ,「モーツァルト,コンサートアリア集」の中で取り上げていない.何しろモーツァルトのアリア中最高音が出てくるだけでなく,高音域での音の移動が続くのだ.NHKの毎日モーツァルトで取り上げられていて,久しぶりに聴いたが,私が唯一聴いたことのある音源だった.惜しむらくは曲そのものが印象的なものでは無いことか.

そういえば,機械の動きの一定区間を「タクト」と呼ぶが,これはドイツ語の「taktstock」(指揮棒)から,tact time (正確にはtakt time)を略して呼ぶようになったらしい.

2006年04月29日

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TMPEGEnc 4.0 XPress によるiPod用ビデオ作成

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TMPEG4.0のファイル追加画面(拡大)

久しく待たれたTMPEGEncの最新版は,HDビデオのエンコード機能や,iPod用のH.264へのエンコードに対応している.早速iPod用に変換をしてみるとともに,Xactiで撮影した720pのHD画像も別フォーマットに変換を試みた.

上記画像は,リソースをプロジェクトに追加する際の画面である.見て判るように,字幕の選択ができる.字幕付きのDVDビデオを取り込む際に,字幕を一度画像として合成した状態の映像ソースを作るような手間が無くなった.これは非常にありがたいことだ.

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出力設定画面(拡大)

出力コンテナの部分を参照してもらうと判るように,iPod用というエンコードのプロファイルが予め用意されている.取り敢えず何もパラメータを変更せずにそのままH.264に変換してみる.結果は以下の通り.

TMPEG4
フォーマット:AAC,ステレオ(L,R),48.000kHz,H.264,320x240,約1670万色
ムービーFPS:30.00
データレート:529.34 キロビット/秒
データ容量:13,213,739 バイト
拡張子:mp4

iTune6
フォーマット:AAC,ステレオ,44.100kHz,H.264,320x213,約1670万色
ムービーFPS:29.97
データレート:674.19 キロビット/秒
データ容量:16,819,411 バイト
拡張子:m4v

同じリソースをTMPEGEnc4.0と,iTune6でH.264に変換した結果である.但し,iTuneで変換するために,一度DVDで取り込んだ画像をQuickTime型式に変換している.良くわからないのは拡張子だ.確かに,H.264はMPEG-4なので,mp4でも不思議はない.何故iTuneはわざわざm4vという拡張子にするのだろう?

出力結果は,満足できるものと言えるだろう.サイズも小さくなっているし,画質も充分だ.さすがに暗がりに煙りというようなシチュエーションでは,煙の微妙な階調がつぶれているが,どんな型式にエンコードしても,iPod用のサイズに縮小した時点で無理があるだろう.それにしても,FPS30.00というのは,さすが日本人の設計したソフトと言える.

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編集画面(拡大)

様々なエンコーダが追加されたが,最も大きく進化した点は編集画面だろう.サムネイルプレビューでフレームの移動が非常にスムーズに行える.操作も直感的に行える.これまでの編集画面よりかなり使いやすくなった.

全体的な印象で不満があるとすれば,相変わらず,アスペクト比などは,縦横入力しなければ成らない点,比率を入れているのだから横を入れたら縦は計算してくれても良さそうな物だ.それと,キャプチャ情報を取り込めるのだが,出力する際に,キャプチャーごとに別ファイルにする設定があれば,もっと使いやすかったと思う.3.0までは如何にもシェアウェア出身という感じが漂っていたが,4.0になって漸くパッケージソフトっぽさが出てきた.

さてXactiのファイルをエンコードしてみよう.

TMPEG4
フォーマット:MPEG-1 AL-II(MP2),ステレオ(L,R),48.000kHz,720x480
ムービーFPS:29.97
データレート:4000 キロビット/秒
データ容量:10,891,268 バイト
拡張子:mpg

Ulead VideoStudio9.0
フォーマット:MPEG-2ビデオ,MPEG-1 AL-II(MP2),ステレオ(L,R),48.000kHz,720x480
ムービーFPS:6000 キロビット/秒
データ容量:15,052,804 バイト
拡張子:mpg

VideoStudioの方はMPEG-2なので,いまいち比較に成らないが,VideoStudioはオリジナルより赤系の発色が強く,桜といういささかデジタルには向かない素材なので,若干つぶれが気になる.TMPEGの出力はそれに対して良く健闘している.

さくら(MPEG-1 10.3MB)

サイズが大きいので注意してほしい.H.264なども試みたが,桜の花びらがつぶれたりして,見られる状態には成らなかった.HD1/HD2への変換は,それを見られるコーデックが無いので,今回はパスした.

以上駆け足だが,iPodでビデオクリップを見たいユーザーには心強い味方と言えるのではないだろうか.
但し,相変わらず定期的なアクティベーションがあるのは,いかがなものか.さらにアップグレード販売で購入した場合,TMPEG3.0のライセンスは破棄されるという念の入れ様だ.この辺の執拗さは,いささか品がない気がする.

2006年04月28日

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今週の写真 - 植物編 -

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コバンソウ(拡大)

4月の下旬から見られるコバンソウです.細い茎から一体どういう仕組みでこんな物が出てくるのだろうかと甚だ疑問でした.本日偶然にこの写真の一歩手前の状況を見つけました.

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コバンソウ その2(拡大)

この写真を見てM氏が悔しがってくれることを期待しております.それにしてもこれが花だと云われても???な感じがします.帰化植物で,明治期に移入されたそうです.観賞用って云われてもピンときません.どう見ても野草です.

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コバンソウ その3(拡大)

さて次はイチョウの花です.ご存じのようにイチョウは原始的な裸子植物で,雄花と雌花に分かれています.この時期イチョウの木の根もとを見ると,オスの樹かメスの樹か判ります.今の内に目星をつけておけば,ぎんなんのなる頃に探さなくて済みます.

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イチョウの花(拡大)

イチョウの雄花です.どうにも芸術性のかけらもない,図鑑写真になってしまいましたが,他に撮りようもありません.望遠で,樹上の写真を撮るべきだったかと思いましたが.

野草を撮るようになって思ったことは,最近の公園はまるで除草剤でも撒いたように草が一本もないこと.町内会などで,毎週のように草刈りをしているのが原因でしょうか?防犯のためとかいう意見もあるようですが,背丈の低い野草より,植栽している灌木の方がむしろ視界を遮っているように思われます.

子供達が野草や,野の花に全くふれずに育つことの方が心配です.

2006年04月27日

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Xacti HD1 使用感再評価

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Xacti DMX-HD1(拡大)

一ヶ月弱使用してみて,改めて使用感を再評価してみよう.4月21日の記事「今週の写真」は全てXacti HD1にマクロレンズをつけて撮った写真である.一眼レフのようなボケ味とは行かないが,この手の機器の静止画としては,「良い線」ではないかと思う.

4月21日の記事に掲載したハルジオンなどは,なかなか良い味にボケている.色味は相変わらず周囲の色に引っ張られる傾向があるようだが,レタッチ・ソフトで多少色温度を調整すれば問題ないレベルだ.

概ね不満はないのだが,静止画のシャッターの位置が気になる.右手で普通に持って構えた場合,筐体の左側にあり,かつソフトレリーズでは無いので,「カチッ」と押し込むように押さなければならない.一眼の電磁レリーズに慣れていると,非常に違和感があり,遅めのシャッター・スピードになると,非常にぶれやすい.動画は手ぶれ防止機能があるが,静止画には働かない.そういう意味で,マクロ撮影は非常に難しい.

さらに,レンズの角度が,グリップとなる本体に直角についていないので,近い距離での撮影を行おうとすると,パララックスのような感じになることがある.慣れの問題だとは思うが,デザイン上の目新しさ以上の「使いやすさ」は無いように感じる.

私が一番不満に感じたのは,画像保存時の名前がデフォルト設定でリセットに成っている事だ.この状態だと,メディアをフォーマットする度に001から始まってしまい,PCにコピーしたとき,同じ名前となり,誤って上書きすれば,画像が失われる事になる.実際,先のハルジオンの原画像を上書きしてしまった.

カメラ・メーカーのカメラで,デフォルト設定がクリアに成っていたのを見たことがない.この辺は家電メーカーの甘さか,と思ってしまう.

まだ動画についてはそれ程撮っていないので,詳細は今後に譲るが,バリアングルが使用できるデジカメが絶滅危惧種になり,選択の余地がない現在,このカメラは「便利に使える」というのが実感だ.

2006年04月22日

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The ENIGMA<謎> - スヴャトスラフ・リヒテル

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The Enigma (Warner Music Vision)

スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)は間違いなく,20世紀最高のピアニストの一人である.1960年に西側での演奏活動を始めるまでは,伝説が伝えられるだけの存在だった.しかし西側にその実像が伝わってからも,カメラ嫌いの彼は「謎」であった.その素顔は,1998年に発表された,この映像によって初めて明らかにされたのである.

この作品には30代前半と覚しき,若い彼の映像から,数々の名演奏家との競演,ルービンシュタインや,グレン・グールドといった彼を知る巨匠達の証言まで,貴重な映像が納められている.彼の真実の姿を知る貴重なドキュメンタリーだ.

晩年彼はリサイタルで必ず楽譜を見ながら演奏していた.多くの批評家達は,暗譜出来ないのだと思いこみ批判したが,実際には彼が記憶魔である事をまず冒頭で明らかにしている.幼い頃に暮らしていた街で,関わりのあった家の住人,その親戚に至るまで名前を覚えている.そもそもこのドキュメンタリーは,カメラの前で彼が1972年から覚えている事を書き綴ったノートを読むという型式になっているのだが.その記述は詳細を究め,何年にどこでコンサートをしたか,誰と競演したか,実に細かく書かれている.つまり彼は音楽の真実は楽譜にあり,演奏家が恣意的に変更したり,勝手な解釈を行うことは好ましくないと考えているのだ.実際にこの映像の中で彼はそう証言している.

1957年に演奏旅行でモスクワを訪れていた,グレン・グールドはリヒテルの演奏に接し,作曲家が書いた楽曲と,聴衆を結ぶ真の芸術家であると語っている.またグールドはシューベルトの曲の「くどい構成」が嫌い(繰り返しが多い)で,自分のレパートリーにすることは無かった,さらに人が演奏しているのを聴くのも嫌だったが,リヒテルの演奏を聴いて,その繰り返しが必然であるように感じたと言っている.

この二人は様々な面で対極に位置している.リヒテルは録音の殆どがライブだが,グールドは殆どがスタジオ録音である.リヒテルは全てを楽譜通りに弾くが,グールドは繰り返しは殆ど無視している.リヒテルは分析が嫌いで,自分のことさえ語らなかったが,グールドは自己分析を行い,楽曲の分析にもこだわった.録音嫌いのリヒテルに対し,グールド自分の活動を全て記録しようとしたし,録音の技術的な問題にまで注文をつけた.

しかし,彼等はお互いに強く意識していた形跡がある.リヒテルもある時グールドはすばらしい演奏家である事を認めながら,繰り返しを省略することに注文をつけていたし,グールドのゴールドベルグを強く意識し,それが彼がゴールドベルグを録音しなかった原因と考えられている.それが真実か判らないが,リヒテルがゴールドベルグを録音しなかったのは事実だ.この映像には含まれていないが,インタビューでリヒテルがそのこと(グールドの演奏)にふれ,自分もいつか録音したいと語っている(全部弾き切れればの話だがと言っている).

雷鳴のようなフォルテシモと,あのごつい指先からは考えられないような,リリカルなピアニッシモ.超絶的な技巧で知られるミケランジェリが,4本の手でも敵わないと言った精緻を極めるテクニック.そのような一つ一つの些事ではなく,芸術的存在としてのリヒテルそのものを感じることができる.

もう一人比較するとすれば,ホロビッツは芸術的な演奏家ではあったが,芸術的な音楽家であっただろうか?「ホロビッツのショパン」とは云われるが,「リヒテルのシューベルト」とか,「リヒテルのベートーベン」とは云わない.それはカラヤンの演奏はカラヤンそのもので,果たして再現芸術なのかどうかという疑問と同じである.どうも西側の商業主義にうまく乗った演奏家は私の好みには合わないらしい.

私が初めてレコードというメディアで聴いたピアニストがリヒテルだった.それは彼があまり好きではないカラヤンと協演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲である.ヴィスロツキと協演したラフマニノフの協奏曲との2枚組だった.彼が好むと好まざるとに関わらず,名盤として現在も聴かれている録音である.私にとってこれが幸運だったのか,不幸だったのか.

1980年代以降,来日すれば必ず1回か2回の公演を聴いた.彼なりに良いとき悪いときがあったが,気の抜けた演奏は一度たりとも無かった.そこが現代の演奏家に見習って欲しい点である.

2006年04月21日

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今週の写真

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イチョウの芽(拡大)

今週の写真をお届けします.先ずはイチョウの芽.先端が割れてから6日間の経過を一枚にまとめてみました.今朝は既にイチョウの葉の形がはっきりして,Xacti+Macroアダプタでは画角に納まらなくなっていました.小さい芽を選んでいれば,もう少し成長の過程を楽しめたかもしれません.

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ハルジオン<春紫苑>(拡大)

咲き始めた頃に冷たい雨が続いたので,花が萎れてしまい,良い被写体を探すのに苦労しました.しかし久しぶりに「艶」のある写真が撮れました.和菓子の様なしっとりした質感に撮れています.ヒメジョオン(姫女苑)と比べて,花弁が細くて短いようです.ヒメジョンに対してハルジョオンと呼ぶのは漢字からして間違いだと判ります.ハルシオンだと変なクスリと間違われます.きっとこの一言の所為で,検索によるヒットが増えそうです.

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ヒメオドリコソウ(拡大)

こちらはヒメオドリコソウと云うそうです.2mmくらいのちみっちゃい花なので,さすがに知りませんでした.等倍より少し大きく写るようです.オドリコと云うより,金魚が逆さまになっている感じです.是非撮りたかった,すみれの大群落は納得のいく光の加減に成らず残念でした.今日の昼間は絶好の撮影日よりだったのですが.

2006年04月17日

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蒲公英(タンポポ)の謎

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カントウタンポポ?(拡大)

大まかに在来種のタンポポをニホンタンポポ,移入種をセイヨウタンポポと呼んでいる.総苞の形状による区分が一般的だ.開いていないのが在来種,反り返っているのが移入種である.明治期に葉の形状で分類したところ,200種以上になり混乱した時期があるらしい.最近では遺伝子による区分が始まり,見た目でははっきりしないというのが正解らしい.便宜的に地域性によって,カントウ,トウカイ,カンサイと分けている.他に明らかに花弁の色が異なる種が数種あるらしい.

冒頭の写真は総苞片が反り返っていないので,少なくとも在来種の遺伝子を持っている事は間違いない.ちなみに下の写真は,翌日全体を撮影した物だ.当日咲いているときに撮れば良かった.

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株全体(拡大)

この写真で判るように,丸くて縮みの入った葉と,ギザギザの切れ込みが鋭い葉が混在している.これは交雑を示す物ではなく,もともとタンポポの葉は,いろいろな形状になるらしい.これはタンポポの種が定着したのがそれ程古くないためらしい.

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在来種(拡大)

この写真は職場で見つけた在来種らしい株.葉の形状は全て切れ込みである.遺伝子がどうであれ,少なくとも総苞が閉じているので在来種で,関東で見つけたからカントウタンポポという分類で間違いではないようだ.

それにしても総苞が閉じている株を見つけるのがこんなに困難では,そのうち在来種(の遺伝子を持っている種)は見られなくなるのではなかろうか,と思っていたら東海以西では在来種が普通に見られるらしい.セイヨウタンポポの移入が明治以降の横浜という説を裏付けているかもしれない.


2006年04月16日

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チョコレート効果99%

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チュコレート効果99%

高カカオ分チョコレートが半年ほど前から流行りはじめて,明治製菓は自社製品として「チョコレート効果」シリーズを発売した.写真は4月から発売された板チョコの99%である.いろいろなサイトで既に取り上げられているが,これが果たしてチョコレートか,サプリメントか疑問の残るところだ.

海外の有名なチョコレート・メーカーは以前から65%,86%といった製品を出している.「チョコレート効果」シリーズにも,同じ品揃えがある.しかし,他社にないのがこの99%である.何しろ糖分,ミルクを含まない(乳化剤は含む).口に入れると,チョコレート特有の滑らかさは全くない.ココアの粉を口に頬張ったような粉っぽさを感じる.そしてガツンと来る苦さ.私の場合,苦みに比較的強いので,それほど嫌では無いが.(サプリメントとして受け入れられる範囲と思う)

しかし,良くわからないのが「カカオ分99%」という言葉の意味だ.明治製菓のWEBサイトを見ても,明確な説明はない.ただ「カカオ分99%(カカオマス換算99%以上)」という表示があるだけだ.日本の食品製造メーカーに総じて云えることだが,全く説明責任を果たさない,ただキレイで,こけおどしのFLASHを使ったサイトである.以前,黒酢が流行り始めたときに,ミツカンの酢がどうも黒酢の感じがしなかったので,どういう醸造をしているのか気になり調べたが,やはりWEBサイトに製造法についての説明は一切無かった.これでは,製品ラベルに謳っている事が本当かどうか判らない,というより隠さなければ成らない理由があるのではないかと,穿った見方をしてしまう.

原材料を見ると,カカオマス,ココアパウダー,乳化剤(大豆レシチンらしい),香料とある.カカオマスとココアパウダーを合わせて99%と言うことだろうか?とすると,「カカオマス換算」というのはココアパウダーをカカオマスに換算しているということになるのか.さらに何に対して99%なのだろう.原材料の質量比か.製品中の割合か?

成分表を見ると,1箱(45g)あたり,
エネルギー 290kcal
タンパク質 6.7g
脂質 23.6g
炭水化物 12.6g
ナトリウム 3mg
食物繊維 6.5g
ショ糖 0g

これはどういうことだろうか.49.403gだ.なぜ45gの成分が49gもあるのだろう.ますます疑問だ.さらに水分を含んでいるのだろうから,50g以上になるのでは無いか?しかし,内容量は45gだという.反物質衝突でも起こして質量消失したのだろうか?

しかし,何故日本における成分表示や,製造法の説明はこんなに貧しいのだろう.消費者がバカにされていることに,もっと敏感に反応すべきではなかろうか.加工品だけではない,いくらか改善されたとは言え,魚の名前や,キノコの名前も実態を意味しない,勝手に命名した名前が堂々とまかり通っている.

経産省,農産省といった所轄官庁が製造側を向いている事に責任があるのだろうが.消費者が声を上げなければ改善されないだろう.

いずれにしても,この製品の使い道を考えると,健康によいとされるポリフェノールがメーカー発表で,1箱あたり1700mg入っているらしいので,サプリメントとして使うか,会社に持って行って同僚が苦さに驚くのを見て喜ぶか,2通りの使い道しか思いつかなかった.

少なくとも,チョコレートを食べたいと思って食べるのは止めた方が良い.チョコレートによりもたらされる「幸福感」は砂糖と乳製品に由来するので,その手の満足感は得られない.コートドールの86%物等の方が,そういった効果は期待できる.

※ブラックコーヒーと一緒に99%を食べると,凄いことになります.怖い物好きの方はお試し下さい.但し当方は責任を負いかねます.

2006年04月15日

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香箱組んで昼寝して(11) - 動物を飼う覚悟 -

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駅前の猫<テツガク>

以前は道の反対側の民家近くにいたが,ある時から道を渡った向かいの店舗の足ふきマットに座り,じっと道を眺めている.日が高くなると他へ行くようだが,人の少ない早朝には,必ず道を見つめて何事かを思索している.

猫が鳥インフルエンザ(H5N1)に罹患する事が判明してから,フランスでは捨て猫が例年の数倍に増えているらしい.文化国家の仮面を被った人種差別好きの彼の国らしい事だ.クジラはだめでも猫は捨てて良いらしい.

それはともかく,捨て猫の将来について,憂いを禁じ得ない.動物を飼うことの覚悟が出来ないのなら,最初から飼う資格はない.かわいいとか,かわいそうといった安易な感情だけでは,動物を飼うことは出来ない.

もし飼っている動物に悪い癖がついてしまい,周囲の人間に危害が及んだり,一緒に暮らすことが出来なくなったらどうするか,奇跡のような技を見せるトレーナーがこの世には居る.そのような人に頼っても解決しなければ,安楽死を選ぶしかない.この苦痛を受け止める覚悟もなく.「飼えなくなったので捨てる」無責任さを何故理解できないのか.

猫は人に撫でられたことを決して忘れない.撫でてくれた「人」は忘れてしまうかもしれない.しかし,生まれて初めて撫でられたときに,「人に撫でられることが好きなのだ」と猫は思い出す.だから,その一生を終えるときまで,撫でてくれる存在としての「ヒト」のそばを離れない.

ヒトに虐められて,ヒトを疑わざるを得なくなったとき,猫たちは苦しそうな顔をしてヒトを拒む.撫でられたい,近くにいたい,その葛藤を打ち消すために.苦しげにうなるのだ.

生活をヒトに依存させないために,私は路上の猫に餌はやらない.しかし,近寄ってくる猫は撫でてあげることを忘れない.汚くても,病気でも,撫でてあげることを忘れない.それだけで猫たちは生活の苦しさも,町住まいのストレスも,ヒトへの恨みも忘れてくれる.

猫が,撫でてくれる「手」を忘rないから,私は「撫でる」ことを忘れない.それが数千年前からのヒトと猫の契約なのだ.

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4月のVideo Clips

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4月のVideoClips(開く)

4月のビデオ・クリップ集をお届けします.以前から予告の通り,折々のビデオをお届けしたいと思っています.あまり速報性は期待できませんが,季節物などを中心に.H.264ではないのか?と言われそうですが,ブラウザでの取り扱いを考えると,やはりWMVですかねぇ.長いものには巻かれてしまいましょう.

ご存じの方も居るかと思いますが,MSの月例パッチでセキュリティ以外に「ActiveXの挙動変更」が含まれており,非常に迷惑な話ですが,訴訟による金儲けを目的とした特許取得会社,米Eolas Technologiesの訴訟にまんまとMSがはまったために発生した変更のようです.SEGAがやられたビデオ・ゲーム訴訟のようなものです.一応大丈夫そうですが,ユーザの環境によっては,ビデオ・クリップ参照時に,ワンクッション必要になる可能性があります.

桜は,Xactiのmonoレポートでお届けしたのと同じで,小田急線新百合ヶ丘と柿生を結ぶ川沿いの桜並木です.以前は線路沿いに畑が広がり,のどかな風景だったのですが,最近はマンションが立ち並び,風情が変わってしまいました.

花筏というのは,川に浮いた花びらが集まった様子を表す言葉ですが,雅な響きとは裏腹にちょっと川が汚いのが残念です.花吹雪は映像のサイズを小さくしたら見えなくなってしまいました.1280x720のままではサイズが大きすぎますから.

カモ一家は,カルガモですかねぇ?そうカモしれないと思ったのですが,トリ違えているカモ...

ねこは,職場に住み着いた猫の子供.ビデオでみて二匹ともメスだったと判りました.サバはともかく牛模様の方は,女の子にしとくのはもったいない程です.

2006年04月14日

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初夏の兆 その3 - ツバメ来る -

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銀杏の芽(拡大)

かなり開いてきました.土日で開いてしまいそうです.銀杏の葉らしい形も見えてきました.造形的にも面白いと思います.ツバメの夫婦も健在です.昨晩の雨で巣作りは進んでいないようです.気温が下がったことも影響しているかもしれません.

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ツバメの夫婦(拡大)

動画を撮ろうと,いつもより10分ほど早く出ましたが,働き者のツバメはすでに巣を出ていました.残念,もぬけの殻.帰りは少し遅くなり,今度は真っ暗で動画は無理.ちょっと驚かして申し訳ない気持ちもありましたが.ストロボを焚いて写真に撮りました.少し肌寒いせいか,まるまるとして見えます.

巣作りがうまくいくといいのですが...そっと見守りたいと思います.

2006年04月13日

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初夏の兆 その2

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銀杏の芽(拡大)

先日のイチョウの芽が綻んできました.完全に開くまで,継続して追いかけます.雨が降らないといいのですが.

以下は予告です.

今年初めてツバメを見つけました.昨年,小学生のガキどもに悪戯されて,子供が巣立てなかったカップルです.今年も同じヨーカドーの裏口近くで巣作りの準備を始めたようです.今年は子供が巣立てるように祈っています.明日早朝に映像を撮る予定.こうご期待.

先週末に撮った花筏,花吹雪とは成りませんでしたが,映像を撮ってきました.この週末には,ツバメとともに載せたいと思っています.

ツバメは継続取材を計画.巣立つまで追いかけます!...多分.

2006年04月12日

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初夏の兆?

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銀杏の芽(拡大)

そろそろ銀杏に小さな芽が出始めました.新緑の季節ももうすぐそこです.親木の足下から生えた小さな樹の先に,ボールのように芽が膨らんでいました.

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小さなカタツムリ(拡大)

こちらはカタツムリです.ちょっと寒そうですが.雨が続いたせいで出てきたのでしょうか?早まったと思っているのでは?今日は午後から蒸し暑くなってきましたが...

初夏の兆が見え始めたと言うことは,花粉のシーズンが終わりに近づいたと言うことです.そろそろ自転車カテゴリーも再開できるでしょうか.今年はラニーニャのせいで暑い夏になりそうです.

2006年04月09日

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Beethoven Piano Sonata No.23 "Appassionata"

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リヒテルの録音3種(拡大)

「この曲の後に演奏する曲はない」とリヒテルは言い切っている.彼はベートーベンのソナタの中でも,特にこの"熱情"を特別な曲と考えていたことは,間違いのない事実である.私の知る限り,彼は4度録音を許している.そのうち,現在発売されている3種が写真のCDである.

突然,リヒテルの熱情が聴きたくなり,ついでに手元にある全てのCDを聴いてみた.冒頭に書いたリヒテルの3種,バックハウスの全集(1960年),アシュケナージの1978年40代の録音である.ギレリスの録音を持っていなかったのは意外だった.

バックハウスの演奏は,まさに楷書的な演奏で,重厚で微塵もテンポが揺るぐことのない見事な演奏だ.アシュケナージは彼らしいロマンティックな演奏で,ベートーベンが描いたコントラストを見事に表現している.意外だったのは解釈がリヒテルに近いこと,これはやはり両者が旧ソビエト出身であることに関係があるように思われる.ロシア的解釈,あるいは奏法があるのではないだろうか.

さてリヒテルの3つの録音だが,写真右が最も早い時期1960年6月9日モスクワ音楽院でのライブ,中央はアメリカ・デビューを飾った直後やはり1960年のRCAへの録音,写真左は1992年アムステルダム,コンセルトヘボウにおけるライブである.実はRCAにおけるスタジオ録音の前に,ニューヨークでライブ録音しているが,このときリヒテルは緊張のあまり安定剤を飲むなどし,最悪のコンディションだったらしく.代わりにスタジオで録音したのである.

長いこと,このRCA録音が彼の最高の演奏と考えられていた.事実,第三楽章のコーダにおける燃焼は,他の追随を許さない見事な演奏である.しかし,彼自身が「一番出来がよい」と言っていたのがモスクワでのライブなのだが,ソビエトでの録音が西側に流れることは無かったため,確認する事が出来なかった.その後ソビエトの崩壊によって,外貨を稼ぐ貴重な資源として,多くの歴史的録音が発売される事になった.この録音もまさにそうして世に出たものだ.

この演奏を改めて聴くと,RCA録音がやや冷めた演奏に聞こえてしまう.雷鳴の様な第一楽章から,すさまじいスピードで弾かれる第三楽章まで,聴き手の身じろぎも許さないような緊張感.惜しむらくは当時のソビエトのお粗末な録音技術ではあるが,BMGの20ビットリマスタリング技術により救われている.

92年の演奏は,60年代の演奏と比べ,テンポはかなりゆったりとしたものになり,深みを増した演奏になっている.しかし,どれかを選ぶなら躊躇無くモスクワ・ライブであろう.感情的な盛り上がりに任せた情緒的な演奏などではない.精神と技術の全てを燃焼し尽くし,白光を放つほどに熱したその先に生まれた芸術なのだ.この演奏を生で聴いた人々が羨ましい.

2006年04月07日

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Xacti - DMX-HD1(H) -

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Xaci DMX-HD1(拡大)

SDカメラというジャンルはHDDビデオの登場によって,あっという間に駆逐されそうな状況になってきた.現在,SANYO以外では,SDカードを広めたいPanasonicからSDRシリーズが出ているだけだ.恐らく秋のモデルチェンジ・シーズンには無くなるのではなかろうか?但し,Xactiに関して言えば,このハイビジョン画質版以外の,ノーマル画質シリーズはよく売れているようだ.

巷でXactiを購入する人々が,如何なる用途で購入しているかは判らない.私に関して言えば,このサイトで折々の風景をビデオ・レターとしてお届けしようと考えたからだ.ファイル形式はiPodで見られるように,H.264で掲載しようと考えている.

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Xacti操作部(拡大)

今回は,Xactiの使用感のリポートが主眼だが,盛りを迎えた桜の様子をお届けしたい.

1.さくら(未加工ファイル 12.7MB)
2.さくら(H.264ファイル 996KB)
3.オナガカモ(H.264ファイル 1.43MB)

未加工時のビデオ・フォーマットは次の通り,MPEG-4 ビデオ,1280x720,1670万色,ACC,ステレオ,48.000kHz,29.97fps.再生にはQuickTimeもしくは適正なコーデックが必要です.

ハイビジョンとは言っても,720pのハイビジョン映像をMPEG-4で録画する方式なので,「高画質」という感じではない.ただ,コンパクト.デジカメのおまけについている,Motion JPEGの動画よりはよほどいい画像で撮れる.また静止画も,従来のminiDVタイプのビデオ・カメラの静止画像よりは,かなり良い.つまりコンパクト・デジカメとデジタル・ビデオ・カメラの間をつなぐカメラとしての必要充分な機能を持っていると言える.

1.の画像はXaciの最高画質で撮影したファイルをそのまま未加工で掲載した.2.はそれをH.264でiPod用にエンコードしたファイル.3.も同様にiPod用に加工した.花吹雪の様子を撮りたかったのだが,残念ながらまだ早かったようだ.今週末は雨になりそうなので,花吹雪は難しそうだ.

画質に関してはこのサイズのカメラで高望みは出来ないだろう.むしろ映像の専門企業ではないSANYOとしては良く健闘しているといえる.操作性も良く錬られていて,殆どの機能が直感的に利用できる.ただ,機能選択がダイヤルや十字キーではなく,ミニチュアのJoy Stickのような物なのだが,真横に操作しているつもりで,斜めに判断されてしまうケースがあるようだ.

もう一つ問題を挙げるなら,塗装がいまいちだ.デイパックの網のポケットにいれて半日持ち歩いただけで,剥げてしまった.

レンズの解像度はほどほど有り,やや暖色系の発色が強い傾向があるが,色合いもうまくまとまっている.若干AFが遅いと感じる事もあったが,このサイズでこの機能なら充分だろう.ちなみにマクロは1cmまで寄ることができる.別売のワイドコンバージョン・レンズにはマクロ・レンズもついているので,私の用途には便利がよい.

さてどんな映像を紹介していけるか,お楽しみに.

2006年04月04日

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太平燕(たいぴーえん) -熊本名物?-

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太平燕出来上がり図

本日は夕べからの頭痛が酷くなり,まともな食事をしないまま夕方に...

頭痛は珍しく薬が効いて収まってきたが,改めて買い物に行くのも億劫.そこで思い出したのが,熊本出張の方にもらった太平燕.さて作り方を読むと,「用意するもの」1)具材(豚肉,エビ,イカ,白菜,タマネギ,椎茸,青ネギ,にんじん,木耳...これって要するに全部自分で作れと云うこと?

一応乾燥させたかやくなども用意してあるのだが,春雨とスープが入っているだけ.冷蔵庫を探したら,中華用の冷凍海鮮具材が.白菜もなんとか.と言うわけで作ることに.

中華丼用の冷凍具材は殆ど書いてある具材と同じなので,取り敢えず洗ってざるに.白菜は某テレビの調理法を見習い,150℃で10分オーブンで加熱.白菜に甘みが出ます.これを切って,ごま油大さじ1で炒める.海鮮具材もいれ,黒こしょうを少々.スープは別の鍋で,こくと香りのため干しエビを少し入れて暖めます.具を炒めたら,スープを少々入れて味をなじませます.

茹でた春雨を器に移し,具をかけて,スープを注ぎできあがり.

これは,わざわざセットを買ってこなくても,全部自分で作れます.それにしても春雨スープは本来中華料理に昔からあるが.何故熊本名物に成ったのか.まあ具が多いのが特徴的でしょうか?スープはチキンと魚介エキスという,中華の基本的なスープを濃厚にした感じです.

しまった春雨は食べてから腹が膨れる...春雨80g(二人前と書いてある)一気食いは無理があったか...

2006年04月01日

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The Song Remains the Same - Led Zeppelin -

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The Song Remains the Same(CD/DVD)

The Song Remains the Same(邦題:永遠の詩)は,5枚目のアルバムとなる"The House of Holy"(邦題:聖なる館)がリリースされた4ヶ月後の1973年7月27日から29日にかけて行われた,マジソン・スクェア・ガーデンにおけるコンサートの記録映画である.公開は76年で,6作目の"Physical Graffiti"よりも後になる.

コンサート収録後,John Paul Jonesの鬱や,メンバーの音作りへのこだわりから,2年以上の停滞があり,Zeppelinの活動の分水嶺となるのがこのライブの記録映像である.同名のレコードがライブ・アルバムとして発売されたが,肝心の映画が日本で公開されたか,残念ながら記憶にない.少なくとも1976年当時には日本では公開されなかったのでは無いだろうか?あるいはあったとしても特定の映画館での公開だったと思われる.

数年前イギリスのロック誌が,野球のベストナインの様な企画で,歴史上最も偉大なバンドのメンバーの選択投票を行ったところ,ヴォーカル,ギター,ベース,ドラムスの全てで,Led Zeppelinのメンバーが1位になった.つまり架空のベスト・バンドを選定するまでもなく.史上最高のバンドは既にして存在していたという事になる.

Hard Rockの曲で最も好きな曲を選べと云われれば,Deep Purpleの"Burn"を挙げるかもしれないが.アルバムを選ぶなら,Led Zeppelinの"IV"を選ぶだろう.Ritchie Blackmoreという稀代の名ギタリストは,余りの個性の強さによって,グループの運営が出来ない人で,曲もギターが前に出すぎるためどうにも纏まりがない.その点Jimmy Pageという人は,名ギタリストであり,名プロデューサーであり,名作曲家でもある.また4人のメンバーがそれぞれZeppelinというグループに欠かせない役割を持っていた点も,Deep Purpleと異なる点だろう.そもそもメンバー交代が激しすぎて,Deeep Purpleというのは,一体誰と誰の事を指すのか判らないだろう.

さて,このライブは,殆ど彼等のベスト・アルバムと言える選曲で構成され,演奏もスタジオ録音とあまりかけ離れないアレンジで行われている.恐らく最初から映画の収録を意識していたのであろう.本来の彼等のライブとは少し趣が違うのかもしれない.

しかし,絶頂期のパワー溢れるステージには,見る者をして冷静にさせない「何か」がある.Led Zeppelinの映像としては,別に2枚組のDVDが出ており,こちらはむしろ普段着の彼等を見ることが出来る.両者を比較すると,Zeppelinというバンドの肖像がより明確になるであろう.

以前にも書いたが,Zeppelinは私のCDコレクションでCompleteしている数少ないアーティストのひとつである.幸いBob MarleyやBeatlesのように,訳の判らない音源や,価値の定かでない音源,映像が無秩序に発売されることは無い.これもJimmy Pageのプロデューサーとしての手腕と,アーティストとしての矜恃のおかげだろう.

心が疲れているときにはクラシックが良いが,体が疲れているときはHard Rockがいい.