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コピ・ルアク - ジャコウネコのうんちコーヒー -

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Kopi Luwak(拡大)

コーヒー豆販売の南蛮屋で,久しぶりにKopi Luwak(コピ・ルアク)が入荷していました.知る人ぞ知る,ジャコウネコが完熟したコーヒーの果実を食べて,消化されない種(コーヒー豆)を糞として排泄したものです.かつてイグノーベル賞の栄養学賞を受賞(1995年)しました.

ジャコウネコの性器周辺の臭腺からの分泌物に含まれるシベトンは,ChanelNo.5にもブレンドされ,古くはクレオパトラが愛用したと言われ,漢方の世界では霊猫香と言い,媚薬,制汗作用,覚醒作用があるとされています.果たして豆にシベトンが残留しているのか,かなり疑問ですが.

一缶50gで¥2,400なり!普通のコーヒーは100gで¥500~¥600なので,8倍くらいの金額です,ちなみに朝日新聞で昨年暮れに紹介されたとき,ニューヨークでの値段が1ポンド(450g)で,175ドル(¥20,500)程度なので,金額は国際標準価格と考えていいようです.

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豆の様子(拡大)

見た目は写真の通り,普通のコーヒーと変わりません.豆の状態での香りは,やや通常と違う香味が有るように感じました.コピ.ルアクは軽めに焙煎した方が良いとされています,やはり見た目は焙煎が軽そうです.

さて肝心の味は,微妙ですが,かなりこくがあり,酸味,苦みともにバランスが良く,上質のコーヒーという感じです.当初どういう豆かわからなかったのですが,ロブスタ種(低地豆)という事なので,元はあまり高級な豆では無いということになります.印象としては,オールド・ビーンズの様な感じです.ロブスタ種のコーヒーでこのコクとバランスの良さが味わえるなら,ジャコウネコの消化器は錬金術的な効果があるようです.もっとも実際にたいした錬金術で豆を10倍の値段にしています.(通常ロブスタ種は豆の銘柄が有りません,木としての種別も無いそうです.つまり<雑種>と言うこと,単に「レギュラー」と書いてある安いコーヒーがこれです.)

飲み終わった後にちょっと他のコーヒーと違う香味が残ります.かなり長く持続する感じで,好きな人にはたまらないというやつですか?値段と比べてどうかと言えば,アラビカ種の上等で新鮮な豆の方がどう考えても費用に応じた効果が得られるでしょう.どのみちインドネシア全体で年間400kg~500kgしか生産されないそうなので,常用には出来ませんから,「年に一度購入して味わう珍品」としては面白いと思います.

興味のある方は一度おためし下さい.

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