BOSE QuietConfort2
QuietComfort2
ノイズ・キャンセリング機能を持ったヘッドフォンは一度使ったら手放せない.特にPCがたくさんあるオフィスや,大型の空調装置のある場所など,低周波の騒音がある場所では効果絶大だ.さらに電車で音楽や,語学教材を聞く際も,通常のイヤフォンやヘッドフォンよりボリュームを絞っても聞こえるので,音漏れを気にしなくて良い.電車の中で「シャカシャカ」と音をさせている頭の悪そうな方々に,是非使用してもらいたいものだ.
いいことずくめのNCヘッドフォンのようだが,多くのNCタイプで共通する問題は,NC機能を働かせた場合に,少し耳に圧力を感じる,これは環境音に含まれる低周波音の逆位相の音をだすため,音としては感じないが,実際には常に音が出ている状態だからだ.さらに,低価格の機種では,「サー」というマイクノイズのような音が聞こえる.音楽などの再生を行えば気にならないが,無音状態がある音楽や,特に語学教材などでは気になる場合がある.
BOSEのQuietComfort2のすばらしい点は,これらの問題が劇的に解決していることだ.無音の時に耳に感じる圧力がほとんど無くなり,「サー」っというノイズもほぼ聞こえない.NC機能についても,装着してスイッチを入れると,外部の低周波がスーッとフェードアウトしていく.もう一つ私が使用しているソニーのMDR-NC6などは,ふっと外部音が消える感じはするが,同時にサーっというノイズを強く感じる.QuietComfort2は完全に外部音が消える感じではないが,非常に気持ちよく耳障りな低周波が取り除かれている感じがする.言葉にするのは難しいが言うなれば「丁寧な仕事」をしている気がする.
QuietComfort2は密閉型のヘッドフォンなので,音の広がりや立体感,バランスについても申し分ない.アコースティックの音源でも,充分な解像度が得られると思う.装着時の不快感も無く,私にとっては非常に満足の行くものだ.
惜しむらくはこの大きさ(密閉型なのでやむを得ないと思うが)と,常にNC機能をONして状態でないと聞けないことだ.BOSE曰く,「NC機能をONした状態で,最善の音響になるように調整されている」ということだ.このあたりにBOSEのこだわりがあるのだろう.逆に他のメーカー製品に割と無い機能として,ケーブルを外すことができる.音楽などを聴かなくても,「耳栓」の代わりに使用できるということだ.
最後に,私にとってポイントが高いのは,ケーブルが片側のみであることだ.これは文中に出たソニー製のMDR-NC6にも共通する仕様であり,私がヘッドフォンを選択する際の大きな条件である.できればコードなど無いのが良いのだが,現状満足の行く無線,Bluetoothタイプの製品がないので,やむを得ない選択だ.少なくとも耳の両側からだらりとケーブルが出るよりはマシだ.
【追加情報 2006年5月5日】
継続使用の結果判明した事を一つ.スイッチをONにしたときにバチバチっというノイズが入るのは故障ではないようです.電池の電圧が低くなると出るようで,本体に付属していた冊子にも書いてあります.電池を交換することで,スイッチON時のノイズは消えました.電池交換の目処はは,やはり電源投入時にLEDが点滅したら交換をおすすめします.ノイズが入ってもあわてて修理になど出さないようにご注意を!
※以上はあくまで私の主観的評価です.すべての人に当てはまる感想ではありません.